DynamicAnimation&Motionの定義をtxtから読み込む【RPGツクールMZ&MVプラグイン】

2024年12月25日

 DynamicAnimation&Motionの定義をtxtファイルから読み込みます。

 スキルのメモ欄に以下を記載すれば、指定のフォルダにあるtxtファイルから定義を読み込みます。
<D-Txt:[ファイル名]>

 ※ファイル名に拡張子は不要です。
 ※初期値では『[プロジェクト]/data/D-Txt/』がフォルダになります。フォルダを作成してtxtを配置してください。プラグインパラメータから変更可能です。


 例えば、<D-Txt:abc>ならば、abc.txtを参照します。
 また、ファイル名を省略するとスキルIDを自動でファイル名に使用します。
 例えば、スキルID=100ならば、100.txtを参照します。

 テストモード時はスキルを使用する度に毎回ファイルを読み込みます。これにより、ゲームを停止することなく動作を繰り返し確認できます。
 ※本番モード時は起動時に全ての定義を読み込みます。


 上記のようにウィンドウを並べながら編集すれば超便利です。

 ver1.03より、動作を単純な置換方式に変更しました。これにより一つのスキルを複数のテキストで構成したり、詠唱やカットインなどの共通処理だけを置き換えることが可能になりました。

 [記述例]
<D-Txt:spellStart>
<D-Animation/>
<D-Txt:spellEnd>


目次


導入方法(Install)

更新履歴(History)

暗号化について(About Encryption) ver2.00

注意点(Caution)

日本語読込について

他プラグインとの連携

ブラウザ実行時

プラグインパラメータ(PluginParameter)

txt配置フォルダ(ReadTxtFolder)

暗号化を使用(UseEncrypt) ver2.00

暗号化出力フォルダ(EncryptFolder) ver2.00

テスト時は毎回読込(DynamicReadOnTest)

本番モードで実行(ProductionMode) ver2.00

ブラウザモードで実行(BrowserMode) ver1.04


導入方法(Install)


 以下のファイルをダウンロードし 、[プロジェクト]\js\plugins に放り込みます。ツクールのプラグイン管理から機能をONにしてください。
 ※このプラグインはMV、MZの両方で有効です。

 NRP_DynamicReadTxt.js ver2.001(2024/12/25)

 さらに以下のプラグインを最新に更新してください。
 ※バージョンに食い違いがあると動作しない可能性があります。

MZ用

 NRP_DynamicAnimationMZ.js ver1.081(2020/10/20)
 NRP_DynamicAnimationMapMZ.js ver1.071(2020/10/19)
 NRP_DynamicMotionMZ.js ver1.06(2020/10/17)

MV用

 NRP_DynamicAnimation.js ver1.181(2020/10/20)
 NRP_DynamicAnimationMap.js ver1.072(2020/10/20)
 NRP_DynamicMotion.js ver1.13(2020/10/17)

 ※上記プラグインよりも、当プラグインは下に配置してください。

更新履歴(History)


2024/12/24 -> 2024/12/25(ver2.00 -> 2.001)


2021/03/04(ver1.06)

  • MZ ver1.2.0にて、起動時に強制終了する問題に対応。

2020/12/13(ver1.05)

  • MVの本番実行時、フォルダ参照エラーとなる不具合修正。

2020/11/22(ver1.04 -> 1.041)

  • アツマールなどのブラウザ実行でエラーになる不具合に対応。
    ※テスト実行時にブラウザ実行用の必要ファイルを生成します。更新を適用後、一度テスト実行してください。
  • 不要なログ出力を削除。(ver1.041)

2020/10/20 -> 10/21(ver1.03 -> 1.032)

  • <D-Txt>の動作を単純な置換方式に変更。
    一つのスキルを複数のテキストで構成したり、詠唱やカットインなどの共通処理だけを置き換えることが可能になりました。
  • ウェイトなしのアニメをテスト読み込みできない不具合修正。(10/21 ver1.032)

2020/10/20(ver1.02)

  • マップ版DynamicAnimationのステートからの起動(<D-Skill>)にも対応。
  • 途中セーブからの開始時、エラーになってしまう不具合修正。

2020/10/15(ver1.01)

  • マップ版DynamicAnimationの自動起動(<D-Skill>)で毎回読込が有効にならない不具合修正。

2020/10/07(ver1.00)

  • 公開!

暗号化について(About Encryption)


 本プラグインは暗号化に対応しています。
 txtファイルを暗号化し、本番用にデプロイメントした際には中身を読めないようにすることができます。

 ただし、暗号化の強度は気休め程度なのでご了承ください。
 txtを開くだけで中身が分かるという状況は避けられます。


手順

 1.『txt配置フォルダ』にプロジェクト外のフォルダを指定する。
例:C:/D-Txt/

 ※必ず『\』ではなく『/』にしてください。
 ※末尾にも『/』は必須です。
 ※配置はどこでもよいですが、プラグインの設定は本番にも残ります。パス名に個人情報を含まないように注意してください。


 2.『暗号化を使用』をオンにして、テストプレイを実行する。
 ※『暗号化出力フォルダ』は初期設定でも問題ありません。

 テストプレイ開始時に『暗号化出力フォルダ』へと暗号化されたファイルが作成されるようになります。
 後はそのままデプロイメントすればOKです。

 ファイルの数が多かったり、PCのスペックが低かったりすると、暗号化に時間がかかってしまいます。
 『暗号化を使用』は普段の開発時はオフにしても問題ありません。

注意点(Caution)


日本語読込について

 当プラグインで扱うテキストファイルの文字コードはUTF-8を推奨します。Shift_JISなどになっていると、日本語が読み込めないようです。
 例えば、playSe(効果音)で日本語ファイル名を指定した場合にエラーとなってしまいます。


 大抵のテキストエディタならば、名前を付けて保存時に文字コード(エンコード)が指定できます。

他プラグインとの連携

 当プラグインはあくまで『DynamicAnimation&Motionの定義をtxtファイルから読み込む』プラグインです。
 そのため、Dynamic系プラグイン以外のメモ欄の記述をテキスト内に書き出しても機能しません。勢い余って全てを書き出さないように注意してください。要するに『D-』から始まる以外の記述が含まれていたら、大体アウトです。

 特に合体技プラグインの事故率が高いです。
 ちなみに、他プラグインの定義と組み合わせる場合は以下のように記述します。
<CS_Actors:1,2>
<D-Txt>


ブラウザ実行時

 ゲーム起動時に全てのtxtファイルを読み込む仕様のため、大量&大容量のtxtファイルがあると起動速度に影響を与える可能性があります。
 単なるテキストファイルなので、そうそう大したことにはならないと思いますが一応……。

 ver1.04より、テスト起動時に『FILE_LIST.txt』というファイルを『txt配置フォルダ』に作成するようになりました。
 これはRPGアツマールなどのブラウザ起動時に、読込対象となるファイル一覧を取得するためのファイルです。
 そのため、各txtのファイル名変更後、一度もテスト起動せず、本番ファイルをアップロードした場合、正常に動作しません。
 まずありえないと思いますが、一応ご注意ください。

プラグインパラメータ(PluginParameter)


txt配置フォルダ(ReadTxtFolder)

 読み込む.txtファイルを配置するフォルダです。
 初期設定は"data/D-Txt/"です。

 暗号化を使用する場合は、プロジェクト外を指定してください。
例:C:/D-Txt/


暗号化を使用(UseEncrypt)ver2.00

 txtファイルを暗号化し、暗号化出力フォルダへと出力します。

暗号化出力フォルダ(EncryptFolder)ver2.00

 暗号化したtxtファイルを配置するフォルダです。
 初期設定は"data/D-Txt-Encrypt/"です。

テスト時は毎回読込(DynamicReadOnTest)

 テスト時はスキルを使用する度に読込を行います。
 これによりゲームを停止せずに動作変更が可能となります。
 ※この機能は本番だと自動的に無効となります。

本番モードで実行(ProductionMode)ver2.00

 強制的に本番モードの挙動で実行します。
 ※デバッグ用の項目なので普段はオフ推奨です。

 本番モードではファイルを起動時に全て読み込むようになります。
 また『暗号化を使用』とセットでオンにすると、暗号化されたファイルを読み込むようになります。動作速度の検証などにご利用ください。

ブラウザモードで実行(BrowserMode)ver1.04

 強制的にブラウザモードの挙動で実行します。
 ※デバッグ用の項目なので普段はオフ推奨です。
 ※ブラウザモードと暗号化を併用した際の挙動は未検証です。

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多重職業用の転職画面を実装する【RPGツクールMZプラグイン】

2024年12月23日

 多重職業用の転職画面を実装します。
 DQ6〜7的な機能を持つ転職システムが簡単に作れます。

 当プラグインの動作にはNRP_AdditionalClasses.jsが必要です。
 そちらの説明も合わせてお読みください。


主な機能

  • 複数の職業へ同時に就くことが可能
  • 転職後の能力変化や習得スキルを表示
  • 条件を満たした場合に転職できる上級職などを設定可
  • メニュー画面に転職用のコマンドを追加可
    また、参照だけにすることも可
  • 職業やアクター毎に異なる画像(顔グラ、キャラグラ、バトラー)を指定可


目次


導入方法(Install)

更新履歴(History)

使用方法(Usage)

MZ用プラグインコマンド(PluginCommandMZ)

職業のメモ欄(Note of Classes)

プラグインパラメータ(基本)

職業一覧(ClassList)

職業の重複禁止(NoDuplicate)

外す用の空欄を追加(AddBlankToLeave)

確認用に選択を挟む(UseClassFocus)

転職時のメッセージ(ClassChangeMessage)

成功時の効果音(SoundSuccess)

複数の職業を使用(UseMultipleClasses)

職業スロット数(NumberOfSlots)

スロットの重複禁止(NoDuplicateSlots)

職業の入替許可(SwapClasses)

外す用の空欄を追加(AddBlankToLeaveSub)

前職を一行表示(PreviousClassOneLine)

職業IDで並び替え(SortClassId)

職業一覧の横幅(ClassListWidth)

一覧にレベルを表示(DisplayListLevel)

説明文のフォントサイズ(MessageFontSize)

表示するパラメータ(DisplayParameters)

パラメータのフォントサイズ(ParamFontSize)

パラメータの一行縦幅(ParamLineHeight)

通常経験値を非表示(HideNormalExp)

職業画像一覧(ClassImageList)

画像を他画面に反映(UseClassImage)

画像配置の左右反転(ReverseImagePos)

ピクチャーのスクロール連動(PictureOnScroll)

ピクチャーX補正(PictureAdjustX)

ピクチャーY補正(PictureAdjustY)

ピクチャー不透明度(PictureOpacity)

習得スキルの表示位置(ShowSkillsType)

未習得のスキル表示(ShowUnlearnedSkills)

スキルのフォントサイズ(SkillFontSize)

メニューコマンドに表示(ShowMenuCommand)

メニューコマンド挿入位置(ShowMenuCommandPosition)

転職表示名(ClassChangeName)

表示許可するスイッチ(MenuCommandSwitch)

マスク文字列(MaskString)

禁止するスイッチ(DisableSwitch)

[上級]転職記号(ClassChangeSymbol)

参照専用(ReadOnlyMenu)

現職以外も表示(ReadOnlyMenuOther)


プラグインパラメータ(職業一覧)

職業(Class)

アクター(配列)(Actors)

スイッチ(Switch)

アイテム(Item)

職業情報(配列)(ClassInfo)

スクリプト(Script)


プラグインパラメータ(職業画像一覧)

職業(Class)

アクター(Actor)

顔グラフィック(Face)

顔インデックス(FaceIndex)

ピクチャー(Picture)

キャラクター画像(Character)

キャラクターインデックス(CharacterIndex)

SVアクター画像(Battler)


導入方法(install)


 以下のリンクを右クリックで保存し 、[プロジェクト]\js\plugins に放り込みます。ツクールのプラグイン管理から機能をONにしてください。
 ※このプラグインはMZ専用です。

 NRP_AdditionalCCScene.js ver1.101(2024/12/23)

 ※CTBプラグインなどに使用するNRP_VisualTurn.jsと併用する場合は、そちらも最新(ver1.13〜)に更新してください。転職による画像変更が反映されません。

更新履歴(History)


2024/09/25 -> 2024/12/23(ver1.10 -> 1.101)

  • ver1.092にて、クラス一覧のスキル欄を表示した場合に装備品(アクターの初期装備)が増殖してしまう重大な不具合修正。
  • 転職成功メッセージを設定した状態で、プラグインコマンドで転職画面を呼び出すと転職後に決定キーを受け付けなくなる不具合修正。
    (2024/12/23 ver1.101)
  • 職業名の配置が右過ぎたので若干左に寄せた。(2024/12/23 ver1.101)

2024/08/06 -> 2024/09/11(ver1.09 -> 1.092)

  • 他のアクターで習得済のスキルはマスク表示しないように改良した。
  • 職業が空欄の場合はスキル一覧を表示しないようにした。
    ※装備品で得たスキルなどが不自然な表示になってしまうため。
    (2024/08/17 ver1.091)
  • 他のアクターで習得済のスキルについて、現在就いているクラスの分しか表示できていなかったので修正した。(2024/09/11 ver1.092)

2024/02/25(ver1.08)

  • 職業数がウィンドウ内に収まらない場合、職業一覧のスクロール位置がおかしくなる不具合修正。

2023/10/24 -> 2023/11/01(ver1.07 -> 1.071)

  • スロットが重複禁止かつ、サブ職業使用時に職業位置の入れ替えをできるようにした。
  • 転職時の確認を省略できるようにした。
  • 職業位置の入れ替えにて、空欄と交換しようとするとエラーになる不具合修正。(2023/11/01 ver1.071)

2023/08/06(ver1.06)


2023/08/01(ver1.05)

  • 通常経験値を非表示できるようにした。
  • 最大レベル時の経験値表示(-------)をNRP_AdditionalClasses.jsから参照するようにした。
  • 職業経験値の項目名の表示位置がズレていたので微調整。

2023/04/10(ver1.04)


2023/04/02(ver1.03)

  • 職業名がウィンドウに収まらない場合に縮小されない不具合修正。

2022/07/31 -> 2022/09/09(ver1.02 -> 1.022)

  • 条件のアクターが機能していない不具合修正。
  • プラグインコマンドからアクターを指定した際、該当者が仲間にいないと先頭のアクターが表示されてしまう不具合修正。
  • ver1.02にてアクターを指定しなかった場合、エラーになる不具合修正。(ver1.021)
  • 職業の重複禁止がオンの際、データロード後の転職時にエラーとなる不具合修正。(2022/09/09 ver1.022)

2021/11/20 -> 2022/06/11(ver1.01 -> 1.014)

  • 転職後、無効になった装備品が外れるように修正。
  • 転職条件のアクターが文字列一致になってしまっている不具合修正。(2022/01/13 ver1.011)
  • 転職条件に0や[]が設定されていると判定無効になる不具合修正。(2022/01/13 ver1.011)
  • 競合対策用にクラス名を変更。(2022/01/13 ver1.011)
  • ver1.011にてメニューから転職時にエラーとなる不具合修正。(2022/01/15 ver1.012)
  • 装備画面の名前配置を変更するプラグインと組み合わせると、転職画面の名前が想定外の配置になる問題に対応。
    (2022/06/11 ver1.013)
  • 上の再修正。(2022/06/11 ver1.014)

2021/09/26 -> 10/04(ver1.00 -> 1.001)

  • 公開!
  • 『経験値』の表示が狭いのでわずかに左に寄せた。(10/04 ver1.001)

使用方法(Usage)


 プラグインパラメータの『職業一覧』に、候補となる職業を登録してください。
 その際、転職条件の設定も可能です。
 条件を満たさない職業は表示されません。

 また、『職業画像一覧』に顔グラフィックやピクチャーを登録することで、職業やアクター毎に異なる画像を表示することも可能です。

 下記のプラグインコマンドを実行すれば、転職画面が表示されます。
 『メニューコマンドに表示』をオンにすれば、メニュー画面から呼び出すことも可能です。

複数職業

 『複数の職業を使用』をオンにすると、複数の職業へ同時に就けるようになります。それにより、転職時には職業スロットの選択画面が表示されるようになります。

 ※画像が設定されている場合、アクターに適用されるのは先頭の職業だけです。
 ※NRP_AdditionalClasses.jsの機能では、ステータス画面に二つまでしか職業を表示できません。


MZ用プラグインコマンド(PluginCommandMZ)


シーン開始

 転職画面を呼び出します。
 転職の対象とするアクターを指定可能です。
 指定しなかった場合は、アクターの選択画面が事前に表示されます。

 また、追加の職業一覧を指定可能です。
 例えば、特定の場所でのみ転職可能な職業などに便利です。

職業のメモ欄(Note of Classes)


 以下のように記述すれば、転職画面に説明が表示されます。
 改行や制御文字も可能です。
<ClassMessage>
〜表示したい文章〜
</ClassMessage>


プラグインパラメータ(基本)


職業一覧(ClassList)

 転職の対象となる職業一覧です。
 転職条件なども含めて登録してください。

職業の重複禁止(NoDuplicate)

 同一の職業へ複数のアクターが転職することを禁止します。

外す用の空欄を追加(AddBlankToLeave)

 職業を外すための空欄を追加します。

確認用に選択を挟む(UseClassFocus)

 転職時に一旦、職業情報を選択状態にします。
 オフなら即座に転職します。

転職時のメッセージ(ClassChangeMessage)

 転職時のメッセージです。
 %1=アクター, %2=職業。空白で非表示します。

成功時の効果音(SoundSuccess)

 転職に成功した際の効果音です。
 指定がない場合はデフォルトの決定音を鳴らします。

複数の職業を使用(UseMultipleClasses)

 複数の追加職業へ同時に就けるようにします。
 なお、職業スロットの選択画面が表示されるようになります。

職業スロット数(NumberOfSlots)

 同時に就ける職業の数です。数式可。

 例えば、以下はスイッチ100番がオンの時にスロット数が2になる数式です。
1 + ($gameSwitches.value(100) ? 1 : 0)

スロットの重複禁止(NoDuplicateSlots)

 アクターが同じ職業に重ねて転職することを禁止します。

職業の入替許可(SwapClasses)

 スロットの重複禁止がオンの場合、既に就いている職業を選択した場合は入れ替えとして扱います。

外す用の空欄を追加(AddBlankToLeaveSub)

 サブ職業を外すための空欄を追加します。

前職を一行表示(PreviousClassOneLine)

 スロット選択後、変更前の職業を一行だけ表示するようにします。

職業IDで並び替え(SortClassId)

 職業ID順で一覧を並び替えます。

職業一覧の横幅(ClassListWidth)

 職業一覧の横幅です。

一覧にレベルを表示(DisplayListLevel)

 職業一覧にレベルを表示します。

説明文のフォントサイズ(MessageFontSize)

 職業の説明文のフォントサイズです。
 未指定ならシステム設定を使います。

表示するパラメータ(DisplayParameters)

 表示するパラメータです。
 初期値:0,1,2,3,4,5,6,7
 0:最大HP〜7:運となります。

パラメータのフォントサイズ(ParamFontSize)

 職業のパラメータのフォントサイズです。
 未指定ならシステム設定を使います。

パラメータの一行縦幅(ParamLineHeight)

 職業のパラメータの一行の縦幅です。
 初期値は36。

通常経験値を非表示(HideNormalExp)

 通常経験値を非表示にします。
 ※職業を空欄にする際に表示される項目です。

 経験値曲線を変更するプラグインなどと組み合わせた際、レイアウトに収まらない場合があるので、その場合は非表示にしてしまうことをオススメします。

職業画像一覧(ClassImageList)

 職業やアクター毎に画像を設定するリストです。

画像を他画面に反映(UseClassImage)

 職業画像一覧に設定した画像(ピクチャー以外)を、戦闘やメニューなどにも反映します。

画像配置の左右反転(ReverseImagePos)

 パラメータと画像の配置を左右反転します。

ピクチャーのスクロール連動(PictureOnScroll)

 ピクチャーを上下のスクロールに連動します。

ピクチャーX補正(PictureAdjustX)

 ピクチャーを表示するX座標を調整します。

ピクチャーY補正(PictureAdjustY)

 ピクチャーを表示するY座標を調整します。

ピクチャー不透明度(PictureOpacity)

 ピクチャーの不透明度です。

習得スキルの表示位置(ShowSkillsType)

 職業情報に習得スキルを表示する配置を設定します。
 デフォルトの『別ページに表示』の場合、左右でページを切り替えられます。

未習得のスキル表示(ShowUnlearnedSkills)

 職業情報に未習得のスキルを表示するかどうかを設定できます。
 デフォルトの『マスク表示』では、未習得のスキルを?????で表示します。

スキルのフォントサイズ(SkillFontSize)

 スキル名のフォントサイズです。未指定ならシステム設定を使います。

メニューコマンドに表示(ShowMenuCommand)

 メニューコマンドに転職を追加します。

メニューコマンド挿入位置(ShowMenuCommandPosition)

 メニューコマンドに転職を挿入する位置です。
 0が先頭になります。

転職表示名(ClassChangeName)

 転職の表示コマンド名を設定します。


 スイッチがオンの時のみコマンドを表示します。
 空白なら常に表示します。

マスク文字列(MaskString)

 表示許可するスイッチがオフの際、指定した文字列でコマンドを表示します。
 例えば、機能を解放する前のコマンドを「????」というように表示できます。

 空欄ならコマンド自体を非表示にします。

禁止するスイッチ(DisableSwitch)

 スイッチがオンの時のみコマンドを禁止(灰色)します。
 空白なら常に許可します。

[上級]転職記号(ClassChangeSymbol)

 転職の記号を設定します。
 この値は他のプラグインと連携する際に使用できます。

参照専用(ReadOnlyMenu)

 転職コマンドを参照専用にします。

現職以外も表示(ReadOnlyMenuOther)

 転職コマンドを参照専用にした際、転職先の候補も表示します。

プラグインパラメータ(職業一覧)


職業(Class)

 転職対象とする職業です。

アクター(配列)(Actors)

 転職を許可するアクターの候補です。

スイッチ(Switch)

 転職条件となるスイッチです。

アイテム(Item)

 転職条件となるアイテムです。

職業情報(配列)(ClassInfo)

 転職条件となる職業情報です。
 職業とレベルを指定可能です。

スクリプト(Script)

 転職条件となるスクリプトです。
 例:a.level >= 10

プラグインパラメータ(職業画像一覧)


職業(Class)

 対象の職業です。

アクター(Actor)

 対象のアクターです。

顔グラフィック(Face)

 表示する顔グラフィックのファイルです。
 下のインデックスと組み合わせてください。

顔インデックス(FaceIndex)

 顔グラフィックのインデックスです。
 顔グラフィックを省略すると現在のファイルを使用します。

ピクチャー(Picture)

 表示するピクチャーを指定します。
 顔グラフィックよりも優先されます。

キャラクター画像(Character)

 使用するキャラクター画像のファイルです。
 下のインデックスと組み合わせてください。

キャラクターインデックス(CharacterIndex)

 キャラクター画像のインデックスです。
 キャラクター画像を省略すると現在のファイルを使用します。

SVアクター画像(Battler)

 使用するSVアクター画像のファイルです。

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敵キャラの『仲間を呼ぶ』を実装【RPGツクールMZ&MVプラグイン】

2024年12月18日

 敵キャラのスキルに『仲間を呼ぶ』機能を追加します。


主な特徴

  • 現れた敵キャラは自動で、空白のある場所に登場。
  • プラグインコマンド(MZのみ)を使えば、任意の座標に配置可能。
  • DynamicAnimation&Motionとの連携により、登場演出も作成可能。

 ※animatedSVEnemies.jsを適用したバトラーは呼び出せません。

目次


導入方法(Install)

更新履歴(History)

使用方法(Usage)

スキルのメモ欄(オプション)(Note of Skills)

敵キャラのメモ欄(オプション)(Note of Enemies)ver1.01

DynamicMotionによる演出の例(Sample of DynamicMotion)

MZ用プラグインコマンド(Plugin Command MZ)

プラグインパラメータ(Plugin Parameters)

敵キャラの最大数(MaxEnemyNo)

成功メッセージ(SuccessMessage)

失敗メッセージ(FailureMessage)

戦闘不能の敵を消す(DeleteDeadEnemy) ver1.06

DynamicAppearと連携(LinkDynamicAppear)ver1.01

参考(Reference)


導入方法(install)


 以下のファイルをダウンロードし 、[プロジェクト]\js\plugins に放り込みます。ツクールのプラグイン管理から機能をONにしてください。
 ※このプラグインはMV、MZの両方で有効です。

 NRP_CallEnemy.js ver1.06(2024/12/18)
 NRP_TroopRandomFormation.js ver1.081(2024/05/04)(解説

 ※敵キャラの配置方法はNRP_TroopRandomFormation.jsのプラグインパラメータに依存しますので、調整はそちらで行ってください。
 なお、NRP_TroopRandomFormation.jsを導入すると、グループ名が『#』から始まる敵グループが自動配置の対象となります。この機能を利用したくない場合はご注意ください。


 また、以下のプラグインと併用する場合は最新化をお願いします。競合上の問題が起こらないように、不具合を解消しております。


更新履歴(History)


2024/12/18(ver1.06)


2024/10/27(ver1.051)


2024/08/05(ver1.04)


2024/03/02 -> 2024/05/04(ver1.03)

  • 敵キャラの画像サイズをうまく計算できないことがある不具合を修正。
  • 連続かつ高速で仲間を呼ばれた際、配置座標が正しく計算できない問題に対処。(2024/05/04 NRP_TroopRandomFormation.js ver1.081)

2023/06/10(ver1.021)


2022/04/21(ver1.01 -> 1.011)

  • 影プラグインの浮遊処理と組み合わせた際、適切に配置できない問題に対処。
    ※影プラグイン側も最新化してください。
  • 敵キャラ毎にデフォルトの登場演出を設定可能に。
  • それに伴い、パラメータにDynamicAppearと連携を追加。
  • 登場演出を指定しなかった場合に、敵が表示されなくなる不具合修正。(ver1.011)
  • 上空から登場のサンプルにて登場前にチラ見えする不具合修正。(2022/04/21)

2022/03/04 -> 2022/03/10(ver1.00 -> 1.001)

  • 公開!
  • MVにて敵キャラのサイズが考慮されない不具合を修正。
    (2020/03/10 ver1.001)

使用方法(Usage)


 『仲間を呼ぶ』用のスキルを作成します。

 まず、スキルの範囲は『使用者』など、単体を対象とするものにしてください。
 範囲が『なし』だと機能しませんのでご注意を。


 次にスキルのメモ欄に以下を記入してください。
<CallEnemy: x>

 これでIDがx番の敵キャラを呼び出します。
 省略して<CallEnemy>とだけ記入すると、スキルの使用者と同一の敵キャラを呼び出します。スキル使用者側の敵に呼び出す対象を設定することも可能です。

 また、複数指定にも対応しています。
<CallEnemy: 1~3>

 ならば、IDが1〜3の敵キャラをランダムで呼び出します。
<CallEnemy: 1,3,5>

 ならば、IDが1,3,5の敵キャラをランダムで呼び出します。

 ちなみに連続回数を増やせば、一度に複数の仲間を呼びます。

スキルのメモ欄(オプション)(Note of Skills)


<CallEnemyDynamic: x>

 DynamicAnimation&Motionプラグインと連携し、x番のスキルに指定された演出で登場します。
 当然ながら、該当のプラグインを導入している必要があります。

<CallEnemyXY:[X座標], [Y座標]>

 指定された座標に敵を出現させます。
 例えば、以下は変数1をX座標、変数2をY座標として参照します。
 <CallEnemyXY:$gameVariables.value(1), $gameVariables.value(2)>

<CallEnemyCtbWt:[数値]>

 ※NRP_CountTimeBattle.jsとの連携用
 CTBにおける登場時の待ち時間を指定した値(100が標準)に変更します。
 例えば、<CallEnemyCtbWt:0>なら即時行動します。
 <CallEnemyCtbWt:50>ならば、1/2ターンで行動開始します。

敵キャラのメモ欄(オプション)(Note of Enemies)ver1.01


<DynamicAppear: x>

 DynamicAnimation&Motionプラグインと連携し、x番のスキルに指定された演出で登場します。

 スキルか敵キャラか、好きな指定方法を選んでください。
 両方の指定がある場合はスキル側が優先されます。

 なお、この設定はNRP_DynamicAppear.js(登場演出プラグイン)による登場演出と共有されます。

<CallEnemy: x>

 該当の敵キャラが仲間を呼んだ場合に呼び出される敵のIDです。
 仲間を呼ぶスキルにIDの指定がないことが条件です。
 複数指定も可能です。

DynamicMotionによる演出の例(Sample of DynamicMotion)


画面左から登場

 オーソドックスに左から登場します。


<D-Motion>
frame = 5 // 移動時間
sx = a._homeX -500 // 始点X座標(画面外左)
sy = a._homeY // 始点Y座標
ex = a._homeX // 終点X座標
ey = a._homeY // 終点Y座標
</D-Motion>

 『a』で呼び出された敵キャラ、『b』でスキルの使用者を参照できます。
 『a._homeX』『a._homeY』が配置地点となるので、最終的にそこへ移動するように実装してください。

上空から登場(2022/04/21更新)

 上空から登場します。飛行系の魔物などに最適です。


<D-Motion:soon>
airY = -500 // 空中Y座標
ex = a._homeX // 終点X座標
ey = a._homeY // 終点Y座標
</D-Motion>

<D-Motion>
frame = 8 // 移動時間
airY = 0 // 空中Y座標
</D-Motion>

 なお、敵キャラの影の表示については、影プラグインが必要です。

アニメーションと共に登場

 アニメーションと共に登場します。


// 目的地へ移動&透明化
<D-Motion:invisible&soon>
sx = a._homeX // 始点X座標
sy = a._homeY // 始点Y座標
</D-Motion>

// アニメーションを自身に表示
<D-Animation:self>
delay = 1
</D-Animation>

// 透明解除
<D-Motion:visible&wait>
sx = a._homeX
sy = a._homeY
frame = 7
</D-Motion>

 アニメーションの内容は自由に設定してください。
 ただし、EffekseerによるMZアニメはdelayを入れないと表示されないようです。MVアニメならdelayは不要です。

 ポイントは<D-Animation:self/>です。
 単にアニメーションを表示すると、スキルの使用者側に表示されてしまうことに注意してください。self型にすることで、モーションの実行者に表示されるようになります。

MZ用プラグインコマンド(Plugin Command MZ)


敵キャラを呼ぶ

 バトルイベント内で自由に敵キャラを呼び出します。
 スキルによる呼び出しとは異なり、座標を指定することも可能です。

プラグインパラメータ(Plugin Parameters)


敵キャラの最大数(MaxEnemyNo)

 同時に出現できる敵キャラの最大数です。
 それ以上呼び出そうとすると失敗します。

成功メッセージ(SuccessMessage)

 呼び出しに成功した際に表示する文章です。

失敗メッセージ(FailureMessage)

 呼び出しに失敗した際に表示する文章です。

戦闘不能の敵を消す(DeleteDeadEnemy)ver1.06

 仲間を呼んだ際にその時点で戦闘不能になっていた敵キャラを蘇生禁止にします。
 既に仲間が呼ばれた場所へ、敵が復活してしまう問題への対策です。

DynamicAppearと連携(LinkDynamicAppear)ver1.01

 NRP_DynamicAppear.jsと連携し、登場演出を実行します。
 具体的には、NRP_DynamicAppear.jsのプラグインパラメータに設定した『敵キャラの開始演出』を取得し、仲間を呼ばれた際の登場演出の既定値とします。

参考(Reference)


 このプラグインの制作に当たって、以下のプラグインを参考にさせていただきました。

 EnemyCallsAlly.js(神無月サスケ様)
 https://forum.tkool.jp/index.php?threads/4795/

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posted by 砂川赳 at 20:17 | RPGツクールMZ&MV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする