王道冒険ファンタジー『雲海のオデッセイ』完結!!

2020年09月20日

 王道冒険ファンタジー『雲海のオデッセイ』完結(2020/09/19)しました。
 予定通り約170万字。合計441話の大作になりました。

 小説という初めての経験でしたが、無事に満足の行く作品に仕上げられたと思います。

 キャラクター性を重視した作風なんかは、作者的にかなり思い切ったなあという感じです。今時の小説でそれをやらないほうがレアですが。今までゲーム作家としては無口主人公ばかりを書いていたもので……。

 主人公とヒロインのやり取りの多さなんか、過去の作品には絶対になかったことですね。特に色々と濃いヒロインが書けたと思います。今後の作品にも活かしていきたいところです。

 というわけで、本気で自分なりに王道冒険ファンタジーを書いたので、興味がおありの方はどうぞ。全部読むと50時間とか普通にかかります。ガチです。でも、ダラダラ戦闘を引っ張るとかそういうことはしていません。

 https://ncode.syosetu.com/n0109fq/

 ちなみに、自分はタブレットのアプリを使って電子書籍っぽく読んでいます。最近は紙の本をあまり読まなくなりました。物理的に場所を取らなくてありがたいことです。

今後の活動について


 なろう内の活動報告とやや重複しますが、こちらにも今後の活動予定を書こうと思います。

 さて、めでたく10月から僕はニートになります。
 しかもただのニートではなく永久ニートです。
 英語で言えばエターナルニートです。

 今後、基本的には会社勤めを辞めて、自分の趣味と創作に専念する予定です。
 これはガチです。止めても無駄です。

 ※小遣い稼ぎや人恋しさでちょっと働くことはあるかもしれませんが、細かいことは気にしないでください。

 創作一本で食っていく――のは多分難しいので、普通に働いて、普通に節約して、普通に貯金して、普通に投資して得た蓄えと利益で生きていく予定です。
 面白みはないけれど、たぶんそれが一番確実だと思います。少なくとも、飛び抜けた才能と努力と運がない限りは。


 というわけで、次は王道雲海RPGを作成する予定です。

 雲海のオデッセイの続編とかではなく、あくまで世界設定が類似しているだけの別作品になります。
 そのほうが新規のユーザにも入ってもらいやすいし、作者としても制作の自由度も上がるのではないかと。

 市販だとワイルドアームズやメタルマックスといった作品が、シリーズで世界設定を共有している例ですね。『荒野の世界』『文明崩壊後の世界』という設定を共有してはいても、世界自体は作品毎に別物――とまあ、そんな感じです。

 ツールはたぶんツクールMZになります。
 既に色々とプラグインを作成していますが、全てはこの準備と言っても過言ではありません。

 ツクール2000時代とは機能が桁違いなので、どのように世界やシステムを表現するか楽しみでなりません。

 でも、基本的には2000時代と同じ解像度のドット絵を使用するつもりです。町人、敵、マップチップ、効果音などはミスティックスターを流用しながら追加していきます。
 そのほうが差別化もできるし、現実的に描くのも楽ですからね。
 いくつになろうとも、SFC万歳です。

 制作期間は当然年単位になる予定です。でも、ミスティックスターよりは短くしたい。かつてよりもあらゆる条件はよくなったので、理論上はかなり期間を縮められるはず。
 というか、そうあって欲しい。じゃないと、僕の寿命が尽きてしまいそうです。

 特にDynamicAnimation&Motionプラグインは、かつて苦労した戦闘アニメの実装を劇的に強化&楽にしてくれる逸品です。
 これだけでスキルの実装は、半分ぐらいの時間まで短縮できるんじゃないかと予想しています。


 こんな感じでアニメーションもモーションも自由自在です。

 フリーにするか販売にするかは未定です。でも、今後はニートなので収入源は欲しいと思っています。
 
 それでは、今後ともよろしくお願いします!

 ※……決意表明っぽいことを書きましたが、せっかくのニートです。しばらく積ゲーと積本の消化を優先することをお許しください。
posted by 砂川赳 at 09:38 | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【雲海のオデッセイ】ねんがんの小説を書きました!

2019年07月14日

 ねんがんの小説を書きました!
 ここ何年かロクに表立った活動をしてきませんでしたが、ようやく表に出す時が来たようです。

 雲海のオデッセイ
 https://ncode.syosetu.com/n0109fq/

 小説家になろうにて、ひっそりと毎日連載していきます。
 →2020/09/19 完結しました!

 内容は雲の上の世界を冒険する剣と魔法の王道ファンタジーです。
 ゲームだろうが、小説だろうが相変わらず王道ファンタジー至上主義は変わりません。
 過去の偉大なRPGや小説からインスピレーションを受けながらも、自分の持てる限りのアイデアを注ぎ込みました。

 以下、作品の特徴。

  • 異世界に転移しません。
    主人公は最初からファンタジー世界の住人です。
  • 主人公はそれなりに強いですが、最強ではありません。
    仲間と力を合わせながら冒険します。
  • 第一章からいるヒロインがずっと物語の中核です。
    イベントをクリアする度にヒロインが増えたりはしません。
  • ストーリーは章毎に明確な目的を持って進みます。
    完結までのプロットも作成済みです。
  • 明るめな作風にしたつもりですが、それなりに過酷な展開もあります。
    特に第二章辺りまで。
  • ステータス、レベルなどのゲーム的な概念はありません。
    作者はゲーム作家ですがありません。
  • タイトルは長くありません。簡単に覚えられます。
    ※サブタイは付けるかも?

 以上。

 テンプレ? なにそれ、おいしいの? という感じの王道ファンタジーです。
 ※Web小説の世界では一定の型にはまった小説が人気を集めやすい傾向があり、『テンプレ』と呼ばれています。

 ……と言いながらも、テンプレの分かりやすさと面白さはなかなか侮れません。
 Web小説全般で旧来のハイファンタジーが流行らないのは、それなりに理由があるのだろうな――とは考えています。
 そこはテンプレ並に読みやすい小説を目指したいところです。文学ではなくエンタメを作っているつもりなので、敷居の低さは重要でしょう。

 ちなみにわりとガチでやります。100万字は絶対に超えます。
 完成形になれば、ミスティックスターをクリアする二倍ぐらいは読了にかかると思います。

動機&経緯


 ミスティックスターを完成させて以降、次に何を目指すかを考えていました。
 というのも、ぶっちゃけ王道路線のゲームデザインとしては、自分ではあれ以上のものを作れる気がしません。
 ちょっと違う程度のものなら作れるでしょうが、このままやっていてもたぶん頭打ちです。
 ここは違う方向性を開拓してみようと考えました。

 できそうな方向性は二つ。

  • ストーリーや世界設定などを強化する。
  • 自由度を増し、戦闘以前のゲーム性を強化する。
    イメージとしてはサガシリーズやメタルマックス2Rなど。

 そして、ひとまず前者を選びました。

 正直に言うと、ストーリーには苦手意識がありました。自分は現状、明らかにストーリーよりもシステム寄りのゲーム作家です。
 才能がない――とまでは思いません。単なる経験不足でしょう。

 思えば子供の頃、学校でやらされる作文がめっちゃ苦手だった記憶があります。自分をさらけ出すということには、誰しも抵抗を持つもの。ストーリーが苦手だったのもその延長でしょう。
 それゆえ、長らくゲーム制作ではストーリーよりもゲーム性にばかり力を入れてきました。

 結局、始めてオリジナルのストーリーを真面目に作ろうとしたのは、ミスティックスターが始めてと言ってよいレベルです。
 それまで中〜長編を6本以上完成させておきながらそんな有様。ミスタ開発当初はどうストーリーを作ればよいのか、強烈に悩んだほどです。

 しかしながら、ストーリー作りが嫌いなわけではありません。むしろ思う存分、ゲーム性の成約がないところでストーリー作りをしてみたい。

 そこで小説です。
 自分も読者としては何百冊と読んでいますが、一度は書く側に回ってみたい。少し違うことをやりたいという思いもありました。

 自分の作品なので、作風はミスティックスターを踏襲しています。読んでみれば、どことなく似たキャラクターがいることにも気づくと思います。
 また、雲海のオデッセイでは、ミスタでは力不足でできなかった点を改善したつもりです。
 具体的には……

  • 特徴的な世界設定を行う。
  • 冒頭シーンを印象的に。
  • 大風呂敷を広げて先に期待をもたせる。
  • ヒロインを始め、キャラクターの登場を印象的に。

 ってな感じです。

 もちろん、ゲーム作家から転向するわけでもありません。
 というか、雲海シリーズとして類似した世界設定でゲーム化しても面白いと思っています。
 イメージとしてはワイルドアームズシリーズが分かりやすいかなと。あれは『荒野の世界』という世界設定で、別々の物語を展開していますよね。

 *

 実のところ、しばらくはこっそり名義変えて密かにやろうか悩みましたが、それはそれで色々と面倒なので普通にさらすことにしました。
 雲海のオデッセイには、王道RPG魂をふんだんに盛り込んでいます。その一点ではブレはありません。
 ここは基本的にゲームブログですし、無理に読んでもらおうとはさすがに思いません。ですが、王道RPGが好き、小説も好きという方がいればどうぞ。

 あと色々と事前研究をして知ったのですが、あっちも例によって、エターなる率が高い! 最近はエタるなどと省略して呼ばれているそうです。
 どうやら、人気が出なければ見切りをつけて、次の作品に移る――というような、スタイルが横行しちゃってるようですね。多くの作品がエターなるのは悲しいことです。

 どうでもいいですが、エターなるの語源は、ツクール2000の伝説となった未完の大作エターナルファンタジアにあります。
 そのエターナルファンタジアが盛大にエターなって、はや18年。この言葉はすっかり世に定着してしまったようです。なんだか感慨深いものがありますね。

 ちなみに、小説家になろうの無名新人作家の場合、最初の読者数は精々数十人だそうです。
 大量の作品があるのに、わざわざ無名作家の作品を読む必要はないというか、見つけるのも至難の業――というわけですね。
 内容が良かろうが悪かろうが、そもそも最初は読む人が極端に少ないのだから、評価だってされません。

 まあ、そりゃそうだよなって感じですが。
 そこの現実を知らずに「評価が低くて落ち込む」→「エターなる」のコンボが初心者の定番らしいです。

 自分は気長に頑張りながら、上を目指していこうと思います。

 無論、人気が出ようが出まいが、僕はエターなりません。
 自分のスキルを磨くためにも、今は作りたいものを最後まで作りたい。結局のところ、自分にとってのモチベーションはそこですから。
posted by 砂川赳 at 17:01 | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする