その過程で販売サイト用のPV動画を作る必要が出てきました。

PVといっても難しいものを作るわけではなく、基本的にはプレイ動画をつなげただけのものにする予定です。
そのために、ツクールMZのゲーム画面を録画するソフトを探していたのですが、これが意外なほどの難題でした。自分と同じ苦労を人にさせるのも不毛なので、手順を残しておきます。
※当記事はRPGツクールMZについて記載しますが、ツクールMVも同じ手順で良いと思います。
目次
OBS Studioのススメ
インストール
録画サイズの設定
取り込む画面の設定
タイトルバーを削る
画面の領域の調整
録画のショートカットキーを設定
録画する
音質の向上
ゆっくりムービーメーカー4のススメ
OBS Studioのススメ
結論から言うと、録画にはOBS Studioというソフトを使用するのがベストでした。配信用のソフトですが録画もできます。

主な利点
- ウィンドウ枠を含まずにゲーム画面だけを録画できる。
- 無料かつ広告などもないので安心!
- 一度設定してしまえば、都度画面を選択する必要がない。
- 高機能でかゆいところに手が届く。
有料〜無料のソフトを一日がかりで多数試してみましたが、いずれもゲーム画面だけを正確にキャプチャできずウィンドウ枠が入ってしまう問題に遭遇しました。
一見、綺麗に取れているように見えても上下左右に細い線(ウィンドウ枠の端)が入っていたりします。SNSに軽く投稿する程度なら大して目立ちませんが、PVとなるとさすがに気になってしまいます。
また、MakeScreenMovie.jsのようにツクールから録画を行うプラグインもあるのですが、こちらも画面にノイズが入ってしまって使用できませんでした。
というわけで、オススメはOBS Studioです。
このソフトは高機能なのですが、それなりに設定が必要なので解説します。
インストール
公式よりダウンロードし、指示に従ってインストールします。
https://obsproject.com/ja/download
設定については、以下のサイトを参考にすれば大体分かると思います。(丸投げ)
https://castcraft.live/blog/55/
以降でツクール用の注意点を記載します。
録画サイズの設定
初期状態ではPC画面をいっぱいに使う設定になっていますが、ゲーム画面の録画には不要なので変更します。
ファイル>設定>映像で録画サイズを設定してください。

サイズについては、ツクールのデータベースのシステム2で画面の幅と高さを確認して同じ値を設定すればよいと思います。
基本解像度と出力解像度は同じ設定でよいでしょう。
取り込む画面の設定
ここで一旦ツクールを起動してゲーム画面を表示してください。
シーンを追加して、ソース(ゲーム画面)を追加する必要があるのですが、その際は必ず『ウィンドウキャプチャ』を選択してください。『ゲームキャプチャ』を選択したくなりますが罠です。

※ツクールMZがHTML5ベースで動作しているため、ゲーム画面ではなくブラウザ画面の一種として認識されているためです。このせいで他の録画ソフトとも相性があまりよくありません。

その後、目的のウィンドウを選択します。
音声が必要なら「音声をキャプチャ」にチェックを入れてください。
タイトルバーを削る
OBS上にゲーム画面が表示されるようになりました。これが実際に録画される画面になります。

……が、ご覧の通りタイトルバーが入ってしまっています。目的はPV用のゲーム画面を撮ることなので、タイトルバーが含まれるのはよろしくありません。
そこでクロップ/パッドフィルタでタイトルバーを削ります。

ソースを右クリックし「フィルタ」を選択。左下の「+」ボタンをクリックして「クロップ/パッド」を選択してください。
筆者の環境では上に38の値を設定すればちょうど削れることを確認しました。
参考
https://castcraft.live/blog/186/
画面の領域の調整
ソース>右クリック>変換で画面領域を調整できます。

録画サイズの設定ができているなら不要かもしれませんが、ズレているようなら調整してください。
録画のショートカットキーを設定
ファイル>設定>ホットキー
にて、録画開始と録画停止に好きなキーを設定しておくと便利です。一つのキーで開始と停止をできるようにも設定できます。
ただし、F5やF12などツクール側で使用しているキーを設定しないように注意してください。F10辺りがオススメです。
録画する
あとは実際にゲーム画面を開きながら録音してみてください。
※ファイル>設定>出力で録画ファイルのパス(保存先)を設定するのを忘れないでください。
録画を停止した際に、録画ファイルのパスに動画ファイルができていれば成功です。
動画形式はデフォルトだと.mkvになっています。
ただし、この形式はXやYoutubeなどには投稿できません。
ファイル>設定>出力で.mp4などに変更できるので、用途に合わせて調整してください。
これにて、設定完了です。
一度設定してしまえば、次にOBSを起動した時もそのままになっています。他の録画ソフトと違って、いちいち録画する画面を選択する必要もありません。
なお、取り込むウィンドウはタイトル名で識別しているようなので、ツクール側で変更した場合は再選択する必要があります。筆者のようにタイトル名にバージョンを入れている場合は要注意ですね。
音質の向上
筆者の環境では、初期設定のままだと音質があまり良くなかったので設定を調整しました。
ファイル>設定>出力の音声ビットレートを320に変更しています。音質があまり良くないという方は参考にしてください。

録画については以上です。
ゆっくりムービーメーカー4のススメ
前述した通り、筆者の目的はプレイ動画同士をつなげてPVを作ることです。

あくまで記事の主題はOBS Studioによる録画なので深くは掘り下げませんが、筆者はゆっくりムービーメーカー4(無料)を使用しています。
https://manjubox.net/ymm4/
動画をそのままドラッグ&ドロップするだけで連結できるので非常に使いやすいです。ちなみにmkv形式にも対応しています。
また、動画前後の不要な部分を表示しないようにできるので、いちいち個別の動画を編集してカットする必要もありません。
注意点としては、ゆっくりムービーメーカー4でOgg形式の音声を再生するには「Web メディア拡張機能」を有効にする必要があることです。
この機能はウィンドウズに標準で入っているのですが、問題があって以下の記事でアンインストールを推奨した経緯があります。必要ならば、再インストールをしてください。
https://newrpg.seesaa.net/article/475443301.html
※2025年現在でも同様の問題が起こるのかは不明です。
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