通行情報、リージョン、地形タグ、タイルID、オートタイルタイプを条件にして配置することができます。
様々な機能によって、最小限の手間で配置を行えるようにしています。
特に通行判定変更プラグインで設定したイベントの通行判定を参照し、通行可能な場所にのみ配置を限定できます。
つまり、
- 飛行系イベントは障害物の上を含めて自由に配置。
- 魚系イベントは水中に配置。
- その他は陸地のみ配置。
……といった操作を自動化できます。
『シンボルエンカウント』と書いていますが、実際の機能はイベントのランダム配置を行うというものです。それ以外にも、ARPGにおける敵イベントの配置やランダムな宝箱の配置などにも使えると思います。
目次
導入方法(Install)
更新履歴(History)
使用方法(Usage)
プラグインコマンド(Plugin Commands)
イベントの配置(通行)(PutEventsByPassage)
イベントの配置(リージョン)(PutEventsByRegion)
イベントの配置(地形タグ)(PutEventsByTerrain)
イベントの配置(タイル)(PutEventsByTile)
プラグインパラメータ(Plugin Parameters)
プレイヤーと離す距離(KeepPlayerDistance)
配置禁止リージョン(ProhibitedRegion)
開放確認範囲(CheckOpenDistance)
通行可能な地点のみ配置(PassableOnly)
☆タイルを除外(IgnoreStarTile)
導入方法(install)
以下のファイルをダウンロードし 、[プロジェクト]\js\plugins に放り込みます。ツクールのプラグイン管理から機能をONにしてください。
※このプラグインはMZ専用です。
NRP_PutRandomEvents.js ver1.04(2024/08/26)
このプラグインの使用には以下の公式ローンチプラグインが必須です。
- TemplateEvent.js
- EventReSpawn.js
いずれも以下から入手できます。
[RPG Maker MZ]\dlc\BasicResources\plugins\launch
オプション
タイル情報をデバッグ表示する(詳細)
NRP_DebugTile.js ver1.01(2021/08/15)
※F2を押すだけで、足元のオートタイルタイプやタイルIDを確認できるようにするプラグインです。NRP_BushEXの補助用に使えます。
更新履歴(History)
2024/08/26(ver1.04)
- 稀に既存イベントや通行不可な座標の上にイベントが配置されてしまう不具合修正。
2024/08/14(ver1.03)
- 配置処理を高速化した。
※特に大型のマップに配置する処理が大幅に改善(当社比5倍!)します。
2024/06/02(ver1.02)
- 開放確認範囲が通行(4方向)を考慮できていない不具合修正。
2023/07/07 -> 2023/07/18(ver1.01 -> 1.011)
- プラグインコマンドで配置範囲を指定可能に。
- 有効な配置座標が存在しないとエラーになる不具合修正。
(2023/07/18 ver1.011)
2022/04/07(ver1.00)
- 公開!
使用方法(Usage)
- TemplateEvent.jsの説明に従い、テンプレートイベントを作成します。
- 各プラグインコマンドを実行し、テンプレートイベントのID等の情報を指定してください。
※詳細は以下のプラグインコマンドをご覧ください。
最も単純な使用方法は『イベントの配置(通行)』を選択し、『テンプレートID』と『配置する数』を指定することです。『通行タイプ』は『全て』のままで構いません。
これでイベント自身の通行判定に従って、自動的に配置が行われます。
※なお、配置されたイベントの挙動は『TemplateEvent.js』および『EventReSpawn.js』の仕様に従います。
プラグインコマンド(Plugin Commands)
イベントの配置(通行)(PutEventsByPassage)
マップの通行情報を元にイベントをランダム配置します。
例えば、通行可能なタイル上にのみイベントを配置するといったことができます。
通常は『通行タイプ』を『全て』にして配置しておけば問題ありません。
プラグインパラメータの『通行可能な地点のみ配置』をオンにしていれば、イベント自身の通行判定が自動的に考慮されます。
イベントの配置(リージョン)(PutEventsByRegion)
指定したリージョン上にイベントをランダム配置します。
イベントの配置(地形タグ)(PutEventsByTerrain)
指定した地形タグのタイル上にイベントをランダム配置します。
イベントの配置(タイル)(PutEventsByTile)
指定したタイルにイベントをランダム配置します。
オートタイルタイプでの指定も可能です。
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いずれのコマンドでも共通して、既にイベントが配置されている座標には配置されません。
※すり抜けの場合のみ重複配置を許可します。
全ての座標が配置不可となった時点で配置は停止されます。
リージョンID、地形タグ、タイルID、オートタイルタイプについては、数式の使用や複数指定も可能です。
※例1:1,3,5(1と3と5を指定)
※例2:1~3(1から3を指定)
プラグインパラメータ(Plugin Parameters)
プレイヤーと離す距離(KeepPlayerDistance)
プレイヤーから指定範囲内のマスにはイベントの配置を禁止します。
場所移動直後にプレイヤーのそばに敵イベントを置きたくない――といった場合に有効です。
配置禁止リージョン(ProhibitedRegion)
配置を禁止するリージョンIDです。
全てのプラグインコマンドに対して、指定したリージョン上にはイベントがランダム配置されなくなります。
開放確認範囲(CheckOpenDistance)
イベントの設置座標が開けた場所であることを数値分だけ確認します。
値が5ならば5マス遠くまで移動できることを配置条件とします。
上記の小島のようにプレイヤーが到達不能な孤立した地点にイベントを配置しないための機能です。
値を大きくしすぎると配置処理が重くなるので注意してください。
イベント自身の通行判定を参照しているため、通行判定変更プラグインなどの設定がある場合はそれも考慮されます。
例えば、飛行移動などの設定がされているイベントは、周囲を障害物に囲まれていても配置対象になります。
通行可能な地点のみ配置(PassableOnly)
イベントが通行可能な地点にのみ配置を行います。
同じく別プラグインによる設定も参照されるので、通行判定変更プラグインと併用すると便利です。
☆タイルを除外(IgnoreStarTile)
『イベントの配置(タイル)』を選択時に、☆タイル(上層)を無視します。
つまり、上層タイルの下に隠れた下層タイルにも配置を行います。
詳細な配置ができる一方で、隠れたタイルも対象にする仕様上、思わぬミスにつながりやすいのでご注意ください。
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