※なお、以下ではアイテムと記載していますが、武器、防具、所持金の全てに対して有効です。
アイテムの増減時、自動的にコモンイベントを呼び出します。
さらに直前に入手したアイテムの情報(アイテム名や増減量など)をプラグインコマンドで参照することによって、入手処理の共通化を実現します。
また、指定のスイッチがオンの間だけ、コモンイベントの呼び出しを禁止することもできます。
※ちなみに上記のアイコンのポップアップはIconBalloon.js(シロップ様)によるものです。当プラグインはあくまで処理を共通化するだけとなります。
目次
導入方法(Install)
更新履歴(History)
使用方法(Usage)
MZ用プラグインコマンド(Plugin Command MZ)
MV用プラグインコマンド(Plugin Command MV)
プラグインパラメータ(Plugin Parameter)
所持金コモンイベント(GoldCommonEvent)
アイテムコモンイベント(ItemCommonEvent)
武器コモンイベント(WeaponCommonEvent)
防具コモンイベント(ArmorCommonEvent)
無効化スイッチ(DisableSwitch)
スクリプト(Script)
導入方法(install)
以下のファイルを右クリックで保存し 、[プロジェクト]\js\plugins に放り込みます。ツクールのプラグイン管理から機能をONにしてください。
※このプラグインはMV、MZの両方で有効です。
NRP_GetItemCommon.js ver1.02(2024/12/04)
更新履歴(History)
2024/12/04(ver1.02)
- アイテムの入手経験を判定するスクリプトを実装した。
2022/01/08(ver1.01)
- 説明文などの文字列が空の場合、不要な文字列が表示される不具合修正。
- 他プラグインとの競合対処用に微調整。
2021/12/04(ver1.00)
- 公開!
使用方法(Usage)
アイテム入手後に呼び出されるコモンイベントを作成し、プラグインパラメータに設定してください。
※アイテム、武器、防具、所持金のそれぞれに対して設定可能ですが、所持金以外は同じコモンイベントでも問題ないと思います。
プラグインコマンドで入手したアイテムの情報を取得し、変数に格納します。
以下の例では……
- アイテム名を変数1
- 増減量を変数2
- 説明文を変数3
- アイコンIDを変数4
……にそれぞれ格納しています。
さらにそれをメッセージで表示します。
増減量によって、メッセージを分岐させたほうが違和感ないと思います。
アイテム、武器、防具の場合
増減量が1の時
\i[\v[4]]\v[1]を手に入れた!
\v[3]
アイテムの増減量が2以上の時
\i[\v[4]]\v[1]を\v[2]個手に入れた!
\v[3]
アイテムの増減量が−1以下の時
\i[\v[4]]\v[1]を\v[2]個失った……。
\v[3]
※増減量に-1を乗算して反転させています。
所持金の場合
※対象が『所持金』の場合は増減量のみが有効となります。
増減量が1以上の時
\v[2]\gを手に入れた!
\v[3]
増減量が−1以下の時
\v[2]\gを失った……。
\v[3]
※増減量に-1を乗算して反転させています。
これらはあくまで一例です。演出なども自由に挟んでください。
後は『アイテムの増減』『武器の増減』『防具の増減』『所持金の増減』の各処理を実行した際にメッセージが表示されればOKです。
また、必ずしも全ての場合に対してメッセージが必要なわけではありません。例えば「アイテムの『増減量が−1以下の時』については、頻度も低いので、通常のイベント内でメッセージを記述する」といった運用でもよいと思います。
共通処理を実行したくない場合は『無効化スイッチ』を設定することもできますので、柔軟に対応してください。
MZ用プラグインコマンド(Plugin Command MZ)
直前に入手したアイテムの各情報を変数に格納します。
メッセージ内で\v[1]のように変数を指定すると、値が表示されます。
※対象が『所持金』の場合は増減量のみが有効となります。
アイテム名を取得
直前に入手したアイテムの名前を変数へ格納します。
増減量を取得
直前に入手したアイテムの増減量を変数へ格納します。
説明文を取得
直前に入手したアイテムの説明文を変数へ格納します。
改行も有効です。
アイコンを取得
直前に入手したアイテムのアイコンIDを変数へ格納します。
分類を取得
直前に入手したアイテムの分類を変数へ格納します。
IDを取得
直前に入手したアイテムIDを変数へ格納します。
タイプを取得
直前に入手したアイテムのタイプを変数へ格納します。
アイテム、武器、防具、それぞれのタイプに対応します。
アイテムの場合は以下の通りです。
1:通常アイテム、2:大事なもの、3:隠しアイテムA、4:隠しアイテムB
※武器防具についてはデータベースの設定値を参照してください。
装備タイプを取得
直前に入手した防具の装備タイプを変数へ格納します。
※選択はできませんが、実際には武器も1が固定で設定される模様です。
メタ値を取得
直前に入手したアイテムのメタ値を変数へ格納します。
この項目のみ定義名の指定が必要です。
メタ値とはメモ欄にユーザが定義した値のことです。
例えば、<Test:100>と記述した場合、『Test』の部分を定義名に指定すると、変数に100が格納されます。
独自にアイテムの区別を行いたい場合などに便利かもしれません。
※<Important:1>の場合のみ、入手時にファンファーレを鳴らすなど。
MV用プラグインコマンド(Plugin Command MV)
機能はMZ版と全く同じなので割愛します。
以下のコマンドを呼び出してください。
※大文字個別は区別しません。また[]は含まないでください。
アイテム名を取得
NRP.GetItemCommon.GetName [変数ID]
増減量を取得
NRP.GetItemCommon.GetAmount [変数ID]
説明文を取得
NRP.GetItemCommon.GetDescription [変数ID]
アイコンを取得
NRP.GetItemCommon.GetIcon [変数ID]
分類を取得
NRP.GetItemCommon.GetCategory [変数ID]
IDを取得
NRP.GetItemCommon.GetId [変数ID]
タイプを取得
NRP.GetItemCommon.Type [変数ID]
装備タイプを取得
NRP.GetItemCommon.EquipType [変数ID]
メタ値を取得
NRP.GetItemCommon.GetMetaValue [定義名] [変数ID]
プラグインパラメータ(Plugin Parameter)
所持金コモンイベント(GoldCommonEvent)
所持金の増減時に呼び出されるコモンイベントです。
アイテムコモンイベント(ItemCommonEvent)
アイテムの増減時に呼び出されるコモンイベントです。
武器コモンイベント(WeaponCommonEvent)
武器の増減時に呼び出されるコモンイベントです。
防具コモンイベント(ArmorCommonEvent)
防具の増減時に呼び出されるコモンイベントです。
無効化スイッチ(DisableSwitch)
指定のスイッチがオンの間、コモンイベントの呼び出しを無効化します。
※なお、コモンイベントの先頭でスイッチ分岐させて『イベント処理の中断』を実行しても同じです。よく考えたらなくてもいいですよね、この項目……。
スクリプト(Script)
以下の関数を条件分岐のスクリプトに使用できます。
指定したIDのアイテムを入手したことがある。
$gameParty.havedItem($dataItems[ID])
指定したIDの武器を入手したことがある。
$gameParty.havedItem($dataWeapons[ID])
指定したIDの防具を入手したことがある。
$gameParty.havedItem($dataArmors[ID])
※ただし、入手経験はプラグイン(ver1.02)導入後から保持されます。
導入前に売却などでなくなったアイテムは判定できません。
入手状況をクリア
$gameParty.clearHavedItems()
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