ご存知かもしれませんが、SRPGコンバータMVはツクールMV上でSRPG的な戦闘システムを実現できる一連のプラグインです。
Lemon slice(神鏡学斗様)
http://www.lemon-slice.net/material_plugin.html
さらに国内&海外の有志によって、機能の拡張が行われています。
僕が参加したのは海外の拡張プロジェクトのSRPG Engine MV(RyanBram様)です。それによりマップ戦闘でもDynamicAnimation&Motionが使用できるようになりました。
サンプルプロジェクトは英語版ですが、プラグインを移植すれば日本語版でも問題なく使えます。
せっかくなので、日本語版への導入方法を紹介します。
※現状、ツクールMZには対応していません。
※マップ戦闘を使用しないなら不要です。通常戦闘に関しては、ごく普通にSRPGコンバータMVへDynamicAnimation&Motionを導入するだけでOKです。
※SRPG用に作成したプラグインの管理はあちらのプロジェクトで行われています。原則、僕に質問されても答えられるかは不明です。
DynamicAniation&Motion側の問題という可能性もあるので、切り分けは困難ですが……。
目次
導入方法(Install)
導入方法(Install)
※このページの情報は古くなっている可能性があります。機能しなかったらごめんなさい。
まず国内版と海外版の両方のプロジェクトをDLします。
国内版(SRPGコンバータMV)
以下『SRPGコンバータMV(参考用プロジェクトファイル)』をダウンロード。
http://www.lemon-slice.net/material_plugin.html
※ちなみにGoogleドライブでは右上のアイコンからDLできます。
海外版(SRPG Engine MV)
以下『SRPG Engine MV and DynamicAction』をダウンロード。https://drive.google.com/file/d/1yjMCPW81l4nGRTN07fXrnImHyV8RDODN/view
次に海外版のプラグインを国内版にコピーします。全部でもいいし、必要なものだけでもOKです。
全体を移植する場合は画像も必要なので、imgフォルダを丸ごとコピペしてもよいと思います。
さらに海外版と同じ順番でプラグインを登録し、並べます。
ここにはSRPG_core以下のものだけ掲載しますが、他のものもお好みでどうぞ。
- SRPG_core
- SRPG_ImmediateSkill
- SRPG_RangeControl
- SRPG_AIControl
- SRPG_AoE
- SRPG_PositionEffects
- SRPG_Ux_Cursor
- SRPG_Ux_Windows
- SRPG_MouseOperation
- SRPG_ShowPath
- SRPG_BattleUI
- NRP_LightAnimation
- NRP_DynamicAnimation
- NRP_DynamicMotion
- NRP_DynamicAnimationMap
- NRP_DynamicMotionMap
- NRP_DamageTiming
- SRPG_MapviewBattler
- SRPG_DynamicAction
今回のプロジェクトに関連したものと必須のプラグインは赤色にしました。
※注意:国内版に最初から含まれている『SRPG_AreaAttack.js』はオフにしないと動作がおかしくなります。『SRPG_AoE.js』がその拡張に当たるため、こちらのプラグインは不要となります。
特に分かりにくい部分を説明します。
SRPG_DynamicAction
今回のプロジェクトの中核となるプラグインです。
マップ戦闘にて、DynamicAnimation&Motionが実行できるようにします。
このプラグイン内の日本語ヘルプにも色々と書いてあるのでお読み頂ければ。
SRPG_RangeControl
遠隔攻撃やZOCなどの制御をしているようです。下のSRPG_AoEとセットで入れておけばよいと思います。
※必須じゃないかもしれませんが、エラーになる場合があったので入れたほうが無難です。
SRPG_AoE
スキルにエリア効果を導入します。
これがないと範囲攻撃系のスキルが動きません。
NRP_DamageTiming
サイドビュー戦闘時、DynamicAnimation&Motionの途中ダメージ処理を安定させるために必要です。
マップ戦闘しかやらないとか、複数回攻撃の途中ダメージ処理を行わない場合は不要です。
SRPG_MapviewBattler
キャラクターイベントにサイドビュー戦闘のようなモーションを導入します。
モーションに該当するキャラクター素材を用意する必要があります。
※モーションはいらないという場合は不要です。
これにより、NRP_DynamicMotionMapから指定したモーションを呼び出せるようにします。モーションを登録することにより、マップ上のキャラにもサイドビュー戦闘時のようなモーションを実行させられるようになります。
詳細はSRPG Engine MVの設定を見てください(丸投げ)。キャラクター素材も1キャラ=1素材へと変更されているので注意です。こちらのページにあるDRQ_EventMotions.jsの日本語ヘルプを見ると分かりやすいかも。
ただし、これだけではDynamicAnimation&Motionの定義までは導入されません。スキルの定義が必要なら海外版からコピペしましょう。
タスクバー上で右クリックして『RPGツクールMV』をクリックすると、ツクールMVを多重起動できるのでスムーズです。
武器のところにも弓矢の定義があるので、そこも見逃さないようにしましょう。
以上で完了です。
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