ダメージ演出(会心・弱点など)を変更【RPGツクールMZ&MVプラグイン】

2025年01月16日

 ダメージ処理の演出を変更します。



できること

  • 会心や弱点を突いた際の演出を変更。
    ※実際にはアニメーションを使って演出します。
  • 会心や弱点時にダメージの文字色やサイズを変更
  • 敵味方の点滅演出の有効・無効化。
    通常は点滅しないアクターも点滅させられます。
  • ダメージポップアップの表示位置を調整。

 ※ver1.02より、耐性時の演出を追加しました。
  初期状態では耐性演出1は半減、耐性演出2は無効を想定しています。


目次(index)


導入方法(install)

更新履歴(history)

追加の弱点判定

プラグインパラメータ(点滅演出)

敵を点滅(enemyBlink)

アクターを点滅(actorBlink)

点滅時間(blinkDuration)


プラグインパラメータ(会心演出)

会心時のアニメ(criticalAnimation)

会心時の点滅オフ(criticalBlinkOff)

会心時の文字色(criticalDamageColor)

会心時の文字倍率(criticalDamageScale)


プラグインパラメータ(弱点演出)

弱点時のアニメ(weakAnimation)

弱点時の点滅オフ(weakBlinkOff)

弱点演出を行う条件(weakCondition)

弱点時の文字色(weakDamageColor)

弱点時の文字倍率(weakDamageScale)


プラグインパラメータ(耐性演出1)

耐性時のアニメ1(resistAnimation1)

耐性時の点滅オフ1(resistBlinkOff1)

耐性演出を行う条件1(resistCondition1)

耐性時の文字色1(resistDamageColor1)

耐性時の文字倍率1(resistDamageScale1)


プラグインパラメータ(耐性演出2)

耐性時のアニメ2(resistAnimation2)

耐性時の点滅オフ2(resistBlinkOff2)

耐性演出を行う条件2(resistCondition2)

耐性時の文字色2(resistDamageColor2)

耐性時の文字倍率2(resistDamageScale2)


プラグインパラメータ(会心/弱点共通)

会心弱点優先度(effectPriority)


プラグインパラメータ(ダメージ表示位置)

敵のダメージX調整(enemyDamageOffsetX)

敵のダメージY調整(enemyDamageOffsetY)

アクターのダメージX調整(actorDamageOffsetX)

アクターのダメージY調整(actorDamageOffsetY)

ダメージ間隔X(damageDistanceX)

ダメージ間隔Y(damageDistanceY)


導入方法(install)


 以下のファイルをダウンロードし 、[プロジェクト]\js\plugins に放り込みます。ツクールのプラグイン管理から機能をONにしてください。
 ※このプラグインはMV、MZの両方で有効です。

 NRP_DamageEffect.js ver1.06(2025/01/16)

更新履歴(history)


2025/01/16(ver1.06)

  • ダメージ演出時も通常の効果音が再生されてしまう不具合修正。
    ※挙動が変わるのでご注意ください。演出用のアニメーション設定時はそちらにダメージ効果音を設定してください。
    ※NRP_DamageTiming.jsと併用時のみ正常動作していたと思われます……。

2024/12/10(ver1.05)


2024/07/13 -> 2024/09/19(ver1.04 -> 1.041)

  • ダメージの文字色およびサイズの変更機能を追加した。
  • 属性以外の弱点判定を行う機能を追加した。
  • 追加の弱点判定の設定時、弱点時のアニメが再生されない不具合修正。
    (2024/09/19 ver1.041)

2022/03/28 -> 2023/09/04(ver1.03 -> 1.031)

  • MZ1.4.0の更新に対応。MZエディタ上からMVアニメを設定した場合も表示できるようにした。
  • ダメージタイプが『なし』でも、弱点演出が実行される不具合修正。(2023/09/04 ver1.031)

2020/12/22 -> 2022/03/20(ver1.02 -> 1.021)

  • 耐性時も演出を変更できるように『耐性演出1』『耐性演出2』の項目を追加。
  • ダメージ表示位置を数式計算できるように調整。(2022/03/20 ver1.021)

2020/09/11 -> 11/29(ver1.01 -> 1.011)

  • ツクールMZに対応。
  • アニメーションが0番だとエラーになる不具合修正。(11/29 ver1.011)

2020/06/13(ver1.00)

  • 公開開始!

追加の弱点判定


 属性以外にも弱点の判定を行うことができます。

スキルのメモ欄

 スキルのメモ欄に以下を記入すると、指定した条件の場合に弱点演出を行います。
<WeakCondition:条件>

 例:ステート100番ならば、弱点として判定
<WeakCondition:b.isStateAffected(100)>

 ただし、スキルのダメージ計算式には影響しません。

ダメージ計算式

 <WeakCondition>を使う場合、以下の式を計算式に組み込むと便利です。
$weakRate(a, b, 倍率)

 例:<WeakCondition>の条件を満たした場合にダメージ2倍
(a.atk4 - b.def2) * $weakRate(a, b, 2)


NRP_TraitsEX.jsとの連携

 NRP_TraitsEX.jsとの連携によって、弱点演出を行う武器なども設定できます。



 ダメージ時に敵を点滅させます。
 初期値はtrueです。

 falseにすると点滅しなくなります。FF派の人はどうぞ。


 ダメージ時にアクターを点滅させます。
 初期値はfalseです。

 trueにすると、通常は点滅しないアクターが点滅するようになります。

点滅時間(blinkDuration)

 点滅時間です。初期値は20です。

プラグインパラメータ(会心演出)


会心時のアニメ(criticalAnimation)

 会心時、対象に再生するアニメーションです。


 基本的には、フラッシュや効果音によって演出を行う想定です。この際、通常のダメージ音は再生されなくなります。
 
 プラグイン画面ではアニメーションを選択する仕様になっていますが、テキストタブから数式も入力可能です。
 例えば、以下の式は「対象が敵ならアニメーション1、アクターなら2を再生」するものです。
target.isEnemy() ? 1 : 2

 ※ツクールMZの場合、画面のフラッシュ機能が使えませんが、MVのアニメを再生することで使用できます。

会心時の点滅オフ(criticalBlinkOff)

 会心時、対象を点滅させません。
 アニメーションのみに演出を任せたい場合にどうぞ。

 エディタ上の『対象消去』と組み合わせれば、独自の点滅動作を実装することも可能です。

会心時の文字色(criticalDamageColor)

 会心時のダメージ数値の色です。
 例:[255,255,255,255](赤、緑、青、強さ)

会心時の文字倍率(criticalDamageScale)

 会心時のダメージ数値の大きさです。
 1.00を基準に倍率で設定してください。

プラグインパラメータ(弱点演出)


弱点時のアニメ(weakAnimation)

 弱点を突いた際、対象に再生するアニメーションです。
 仕様は会心時と同様です。

弱点時の点滅オフ(weakBlinkOff)

 弱点を突いた際、対象を点滅させません。
 仕様は会心時と同様です。

弱点演出を行う条件(weakCondition)

 弱点を突いたと見なし、演出を行う条件です。
 初期値は有効度150%以上が条件です。

 以下の数式が入っているので、条件を変更したい場合は150の部分を好きな値に変更してください。
150 <= action.calcElementRate(target) * 100


弱点時の文字色(weakDamageColor)

 弱点時のダメージの文字色です。
 例:[255,255,255,255](赤、緑、青、強さ)

弱点時の文字倍率(weakDamageScale)

 弱点時のダメージ文字の大きさです。
 1.00を基準に倍率で設定してください。

プラグインパラメータ(耐性演出1)


 初期状態ではダメージ半減以下を想定しています。
 耐性演出2との区別は自由に変更可能です。

耐性時のアニメ1(resistAnimation1)

 耐性時、対象に再生するアニメーションです。
 仕様は弱点時と同様です。

耐性時の点滅オフ1(resistBlinkOff1)

 耐性時、対象を点滅させません。
 仕様は弱点時と同様です。

耐性演出を行う条件1(resistCondition1)

 耐性があると見なし、演出を行う条件です。
 初期値は有効度50%以下が条件です。

耐性時の文字色1(resistDamageColor1)

 耐性時のダメージの文字色です。
 例:[255,255,255,255](赤、緑、青、強さ)

耐性時の文字倍率1(resistDamageScale1)

 耐性時のダメージ文字の大きさです。
 1.00を基準に倍率で設定してください。

プラグインパラメータ(耐性演出2)


 初期状態ではダメージ無効(有効度0%以下)を想定しています。

耐性時のアニメ2(resistAnimation2)

 耐性時、対象に再生するアニメーションです。
 仕様は弱点時と同様です。

耐性時の点滅オフ2(resistBlinkOff2)

 耐性時、対象を点滅させません。
 仕様は弱点時と同様です。

耐性演出を行う条件2(resistCondition2)

 耐性があると見なし、演出を行う条件です。
 初期値は有効度0%以下が条件です。

 耐性演出1と条件が重複している場合は、耐性演出2が優先されます。耐性演出2のほうが、より強い耐性であることを想定しているためです。

耐性時の文字色2(resistDamageColor2)

 耐性時のダメージの文字色です。
 例:[255,255,255,255](赤、緑、青、強さ)

耐性時の文字倍率2(resistDamageScale2)

 耐性時のダメージ文字の大きさです。
 1.00を基準に倍率で設定してください。

プラグインパラメータ(会心/弱点共通)


会心弱点優先度(effectPriority)

 会心/弱点演出の優先度です。
 同時に発生した場合に、どちらの演出を優先するか決めてください。

 初期値は会心優先です。
 両方再生することも可能です。

プラグインパラメータ(ダメージ表示位置)


 敵/アクターのダメージポップアップの位置をそれぞれ調整します。

 一応、数式も有効です。
 例えば、『敵のダメージY調整』に以下を設定すると敵の縦中央にダメージが表示されます。16は数値自身の幅を調整するためのものです。
-this.height/2 + 16


敵のダメージX調整(enemyDamageOffsetX)

 初期値は0です。

敵のダメージY調整(enemyDamageOffsetY)

 初期値は-8です。

アクターのダメージX調整(actorDamageOffsetX)

 初期値は-32です。
 なぜか、アクターのダメージが左寄りに表示されるのはこの値のためです。
 気になる方は、0にすると中央になるのでオススメ。

アクターのダメージY調整(actorDamageOffsetY)

 初期値は0です。

ダメージ間隔X(damageDistanceX)

 連続ヒット時のダメージ同士の間隔(X座標)です。
 初期値は8です。

ダメージ間隔Y(damageDistanceY)

 連続ヒット時のダメージ同士の間隔(Y座標)です。
 初期値は16です。

 >RPGツクールMZ&MV目次に戻る
posted by 砂川赳 at 20:00 | RPGツクールMZ&MV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする