トラックを『CH02』に変更します。
楽器は初期値だとピアノになっています。ピアノは伴奏によく使われるので、そのままでもいけないことはないです。でも、フィールドっぽくしたいならば49〜52番のStrings系かなと。とにかく、好みのものを選択してください。
オニオンスキン
伴奏は先に作った主旋律に合わせて作るので、主旋律を見ながら作りたいところ。そこでDominoのオニオンスキン機能を使用します。
オニオンスキンというのは、編集中以外のトラックの音符も薄く表示してくれる機能です。設定方法はこの辺を参照してください。
http://mimikopi.nomaki.jp/midi/002/trackselect/#C05
これで主旋律を参照しながら打ち込めるようになりました。
伴奏は主旋律と『不協和音』をなるべく起こさないように打ち込んでいきます。とりあえず一小節をまるまる使う『全音符』で打ち込みます。理由は何も考えないのでよいので楽だから。
三和音を作る
僕が作成中の曲を例に挙げます。最初の一小節目、主旋律は「ラド」となっていますね。
なので、伴奏もラとドを含む『三和音』にします。『和音』にするためには『不協和音』を避ける必要があります。隣り合った音「ドとレ」「ドとシ」「ラとシ」「ラとソ」などが不協和音となります。
※実は四和音になると不協和音も含むようになります。しかし、複雑にしないため、及びそもそも筆者があまり詳しくないのであえて割愛します。興味ある方はググってください。
実は不協和音にならない選択肢は「ドミラ」と「ドファラ」しかなかったりします。今回は「ドファラ」にしてみました。この組み合わせが『コード進行』そのものです。
別に「ラドファ」でも「ファラド」でもよいです。音の組み合わせが大事なので、上下を変えてもOKです。選択肢は限られていますが、それぞれ印象は結構変わってくるので、色々と演奏しながら試してください。
さて、問題は二小節目。主旋律が「シソラ」になってますね。シとソとラを合わせたら、どう考えても不協和音にしかなりません。しょうがないので適当にごまかします。実のところ、全く不協和音を出さないというのは不可能ですが、ちょっとぐらいなら大丈夫です。
とりあえず、小節の出だしの音(ここではシ)は目立つので和音に含めておいたほうが無難です。「シミソ」か「シレソ」辺りでいいんでないでしょうか。もちろん「ミソシ」や「レソシ」も同じです。
という感じで伴奏も32小節まで埋めていってください。数は多いですが、選択肢は限られていますので、半機械的にちゃっちゃとやっていきましょう。
伴奏も主旋律と同じでコピペ技が使えます。
こんな感じになりました。伴奏は三和音なのでそのままだと少し音が大きいです。音量(Volume)を主旋律よりも下げてます。適当に調整してみてください。
TestField_Accompaniment_1.mid
面倒なので後のキャプチャは貼りません。気になるなら、DominoでMIDIを読み込んで中を見てください。何気に作曲ソフトがMIDIを直接読み込めるのって、結構凄いことなんですよね。昔はそんなことができるソフトは希少でした。
刻む
一応できました。……が、このままでは面白みがない感じです。
試しに最初の16小節は全音符をやめてみましょうか。「4分音符→4分休符→4分音符→4分休符」の構成にしてみます。
後ろの16小節は全音符のままのほうが雰囲気が出そうなのでそのままです。
これでかなりそれっぽくなりました。最初の16小節と後ろの16小節で雰囲気がいい感じに変わります。
TestField_Accompaniment_2.mid
>作曲講座目次に戻る