【王道長編RPG】スキルシステム実装と装備品の配分

2013年12月07日

スキルシステム実装


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前回、書いた通りにスキルシステムを実装してみました。こんな感じのスキルツリーです。怒涛の勢いでアイコンも自作しました。既存のグラフィックを使い回しまくったとはいえ、さすがに数が多くて辛かったです。

この種のシステムで手間なのは、自分でポイントの溜まり具合を判断して、スキル習得をしなければならないことです。

戦闘終了 → メニューを開く → まだポイント不足 → 戦闘終了 → ……

とまあ、何ともじれったい……。この辺、放っといたら勝手に上がるレベル制は楽チンです。レベル制が古臭いと言われながらも、廃れないのはこの点で優位だからでしょう。

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というわけで、少しでもその手間を軽減すべく予約機能を付けてみました。習得したいがポイントが足らないってスキルには予約印を付けておきます。

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戦闘終了後、印を付けたスキルに必要なポイントが溜まれば、その時点で習得してくれます。ついでに、没になりそうだった閃きエフェクトもめでたく復活です。
スキル習得した時点で予約は消えるので、自動で次の予約ができるようにスキル画面を開くほうが親切かもしれませんが、そこまでやるかはまだ保留です。

装備品の配分


また、話題が変わりますが、そろそろ武器や防具の設定に入りたいなと思っています。ちょっと悩むのが、『店売りにする物』と『他の入手方にする物(宝箱など)』の配分です。調整にしくじった場合、「苦労して武器を買ったが、同じ物がダンジョン入ってすぐに落ちていた! 金を無駄にした!」なんて悲劇が起こるわけです。
以前、

【RPG制作講座】アイテムバランスA 宝箱の設定
http://newrpg.seesaa.net/article/215113242.html

なんて、記事を書いたぐらいなので大まかな方針は決まっています。武器・防具は店買いをやや重視し、宝箱での入手は質量共に程々に抑えるという感じです。それはいいのですが、それにしても細部で悩みます。特に中盤、船を手に入れてから自由度が増大するところなんてどうしたものか……。
いきなり強い装備が買える町に行けてしまう場合、あまり存在価値なく素通りされる店&装備ができてしまいそうです。かといって、順当な強さの装備しか買えないような調整にしてしまうのも、せっかくの自由度を殺してしまうというもの。

  • 強い装備が買える町にも行けるけど、高くて簡単には手を出せない。
  • 町によって、売ってる装備の種類が違う。町Aは剣。町Bは弓。
  • 町によって、特殊効果重視、攻撃力重視というように特徴が分かれる。

って辺りが無難かなという感じです。

気になったので、参考にDQ3がこの辺どうなっているか調べてみました。困った時は原点たるDQ3(FC版)を見るに限ります。
で、今回の調査対象は勇者が装備できる武器の変遷です。船を手に入れた時点の武器は「はがねのつるぎ」か「てつのオノ」といったところ。では、船を手に入れた後には、どんな武器を入手できるようになるのか見てみましょう。

■船入手前
はがねのつるぎ +33 1500G
てつのオノ   +40 2500G

■船入手後
くさなぎのけん +63 ボスの戦利品
ゾンビキラー  +65 9800G
ドラゴンキラー +77 15000G
いなづまのけん +85 宝箱

「くさなぎのけん」「いなづまのけん」はボス戦勝利が必須であり、入手が難しいので置いておきます。
意外なのは該当条件の店売り武器が「ゾンビキラー」「ドラゴンキラー」の二つしかなかったことです。もっと一気に装備品が増えるイメージを勝手に持っていました。
というか、攻略サイトを眺めていて気が付きましたが、DQ3って、中盤以降はそもそも店売りの装備品自体が少ないですね。最近のRPGは装備品多すぎなのかもしれません。

なお、「ドラゴンキラー」を売っている町は手順さえ知っていれば、船入手してから、ボス戦&ダンジョンなしで到達できます。なので、金さえ足りれば船入手直後でも買えてしまうわけです。「はがねのつるぎ」から「ドラゴンキラー」に武器交代した場合は攻撃力が一気に2倍以上。しかも、これ普通にプレイしていても、かなりありえそうなパターンです。
DQ3は無難なようで、意外ととんがったゲームバランスのようです。もしかしたら、こういうメリハリの強さが人気の秘訣なのかもしれませんね。

以上、参考になるような、ならんような調査結果でした。後はこれを踏まえて自分がどうするかです。
posted by 砂川赳 at 06:00 | 開発記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする