タイトル | 機種 | 質量 | 物語 | システム | バランス | 快適性 | 美術 | 音楽 | 平均 | クリア日 |
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ポケットモンスター プラチナ | NDS | 100 | 70 | 90 | 80 | 60 | 80 | 70 | 79 | 2010/06/27 |
筆者はダイヤモンド・パールに付いては未プレイ。純粋に第4世代のポケモンを初めてプレイした上での感想になる。
質量
何と言っても過去のシリーズで登場したポケモンを含め、500体近いポケモンを使用することができるのは嬉しいところ。
普通にクリアするまでに大体40時間程度掛かった。少しテンポが悪いところもあったとはいえ、普通の一人用RPGとしても十分な質量がある。
クリア後のやり込み要素も豊富。他のRPGでは自己満足になりかねないやり込み要素も、このシリーズでは他者との対戦に広げることができるのは強み。今の時代は通信対戦もあるので、筆者の様に友達が少なかったり、そもそも、ポケモンで対戦するような歳じゃないだろうという様な人間でも安心だ。
物語
「僕は新世界の神になる!」みたいなことを言い出す悪役が登場したりと、若干、ポケモンらしからぬ部分はあれど、悪の組織が伝説のポケモンを巡って……というストーリー展開は第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)と同じ。
マンネリ気味といえば否定できないけれど、奇抜さを期待するようなシリーズではないので問題なし。
システム
初代の時点でほぼ完成されたシステムだけど、それでも細かい改良が加えられている。
今まではタイプ毎に決まっていた物理・特殊といった区分が技毎に変更された点は評価できる。例えば、第3世代のポケモンでは、炎タイプの技ならば、「火炎放射」も「炎のパンチ」も同じ特殊技であったが、今回からは、「火炎放射」は特殊、「炎のパンチ」は物理 というように変更された。(というか、なぜ、第2第3世代の時点でやらなかったの……)
これによって、以前は使い物にならなかったニューラ(及び進化後のマニューラ)等がまともに使えるようになった。
バランス
金銀時代に基本的なバランスは完成されている。今回の主な特徴としては、ポケモンが覚えられる技の種類が大きく増加したため、単純なタイプ相性だけで、ポケモン同士の優劣が決まりにくくなった。
これは敵のポケモンに対しても言えることで、最後のポケモンリーグの相手は豊富な技を駆使してこちらの弱点を突いてくる。そのため、難易度は今までのシリーズと比較して高く感じた。
快適性
・戦闘開始演出に10秒もかかる。
・ダンジョン内部のエンカウント率が異常に高い。(1/4程度が適正か?)
出てくるポケモンは岩やコウモリばかり。
・先に進むため、戦闘では不要な秘伝技の習得を強制される。
・メニューが使い辛い。道具数が増えるとスクロールに時間がかかる。
などなど、過去のシリーズで散々に指摘されていた不満点が解消されていない。毎回こんな感じなのは、何かのこだわりなんだろうか……。
美術
・ポケモンのシンボルが全種類分存在する。
・戦闘開始時などにポケモンがちょっとしたアニメーションをする。
などなど、ドット絵には相変わらずのこだわりよう。何より、肝心のポケモンのデザインも第3世代よりは良くなったんじゃないかと。
戦闘エフェクトはかなり派手で見ごたえある。でも、もう少し短めのほうがありがたいけど。