自分がRPGツクール2000でゲームを作成する際に、使用している自作便利ツールを公開してみます。C#を初めて触ってから数日で作成した簡単なソフトですが、ツクール2000,2003で自作システムを作成している人にはそれなりに役立つかも知れません。
長らく猛威を振るってきたツクール2000も、さすがに最近はユーザー数が減ってきた様子です。それでも、まだ相当な数の同志がいるようなので、力になれればと思います。
【機能説明】
ツクール2000,2003での文字列表示機能というのは貧弱です。好きな場所に好きなように文字列を表示するということはできません。貧弱極まりないですね。
例えば、このように自作戦闘や自作メニューを作成する場合、魔法や特技とその説明、あるいは敵の名前等を表示したければ、画像化した文字列を使用して無理矢理表示することになります。
そのため、凝った作りのゲームならば、何千という文字列の画像ファイルを作成する必要があったりします。正直言ってめちゃくちゃ面倒臭いです。
その面倒臭い文字列画像の作成を補佐するのがこのソフトです。
一言で言うと、CSVに記入した文字列を元にPNG画像ファイルを生成するというものです。
似たようなことができるソフトはいくつかありますが、いずれも、専用のソフトではないので、少し使いにくいところがあったのが、このcsv2imgを作成した動機です。
↓クリックでダウンロード
csv2img.zip
【使い方】
ダウンロードしたzipファイルを解凍します。
「サンプル(魔法表).csv」というファイルを同梱していますので、これをExcelやOpenOffice Calcなどのソフトで開いてみてください。
内容は以下のように、出力したい文字列とファイル名の組になっています。
A列:魔法名のファイル名
B列:魔法名
C列:魔法の説明ファイル名
D列:魔法の説明
魔法名とその説明という組み合わせを意識して、プログラムを作成していますが、説明文が必要なければC列D列は削除してください。
次にexeファイルを実行してソフトを立ち上げます。
試しに、「CSV読込」ボタンをクリックし、さっき開いた「サンプル(魔法表).csv」ファイルを指定してください。
すると、このように先程のCSVの内容を画面に表示します。
出力ボタンを押すことで、画像に変換されます。
今回は出力先に何も指定しなかったので、同梱のimageフォルダの下にPNG画像ファイルを作成しています。別のフォルダに保存したい場合は出力先を指定してください。
他の特徴としては以下の通りです。
・出力先にはゲームプロジェクト内のPictureフォルダをそのまま指定してもOKです。
・縁取りや影も付けることができます。
・画像サイズを指定しなかった場合、文字列の大きさを元に自動的に画像サイズを決定します。エターナルフォースブリザードやバーニングダークフレイムオブディッセンバーなどの長くてカッコイイ技名でも安心ですね。^^
・xml形式で設定を保存することもできます。
・自分用に作ったソフトなので、画像形式はPNG固定だったりと手抜きです。
・フォントも指定できますが、指定できるのはフォント種類・サイズ・色だけです。斜線なども指定できますが、反映されません。
RPGツクールシステム研究室というサイトで公開されているTkoolBridgeというソフトと組み合わせることで、面倒臭い作業を一気に省略することができますので、お勧めです。
http://suppy.bob.buttobi.net/
トップページ>ツール>TkoolBridge でダウンロードできます。
csv2img(文字列→画像変換ツール) |
2011年05月21日 |