イベントの通行判定を変更します。
空を飛ぶ鳥(接触可)や、水中を泳ぐ魚などが作成できます。
地形タグやリージョンID、タイルIDやオートタイルタイプを条件にして、通行判定を細かく設定できます。
また『通常キャラの下』や『通常キャラの上』のイベントをプレイヤーと衝突可能にすることができます。
これにより、障害物を無視して接触してくる鳥型の敵(シンボルエンカウント)などを作成できます。
目次
導入方法(install)
以下のリンクを右クリックで保存し 、[プロジェクト]\js\plugins に放り込みます。ツクールのプラグイン管理から機能をONにしてください。
※このプラグインはMV、MZの両方で有効です。 NRP_ChangePassage.js ver1.02(2024/03/05)
※NRP_EventCollisionEX.js(当たり判定拡張プラグイン)と併用する場合は、NRP_EventCollisionEX.jsを最新化してください。さらに当プラグインを下に配置してください。オプション
タイル情報をデバッグ表示する(詳細)
NRP_DebugTile.js ver1.01(2021/08/15)
※F2を押すだけで、足元のオートタイルタイプやタイルIDを確認できるようにするプラグインです。NRP_ChangePassage.jsの補助用に使えます。更新履歴(History)
2024/03/05(ver1.02)
- ハシゴ属性を無視する機能を追加。それに伴い『飛行タイプ』はハシゴを無視するようにした。
※ver1.01以前から更新した場合は『飛行タイプ』の設定を手動で変更する必要があります。
2023/07/23(ver1.01)
- 移動先の通行判定を有効にした場合、通行(4方向)が無視されてしまう不具合修正。
2022/03/24(ver1.00)
使用方法(Usage)
プラグインパラメータの通行タイプリストに、通行情報を設定してください。
※タイルIDやオートタイルタイプの確認には、NRP_DebugTile.jsが便利です。 登録した『タイプID』を以下のように、イベントのメモ欄に記入することで紐付けを行います。
<ChangePassage:[タイプID]>
また、通行リストに設定した通行判定はタイルセットとの紐付けが可能です。
タイルセットのメモ欄に『通行ID』を記入してください。
<ChangePassageTile:[通行ID]>
『通行ID』が空欄の場合は全てのタイルセットに対して有効となります。
サンプル(Sample)
初期状態で以下の設定が登録されています。
イベントのメモ欄に設定すれば、すぐに使用可能です。
飛行タイプ
<ChangePassage:FLY>
障害物を無視する飛行型の通行タイプです。
プライオリティタイプを『通常キャラの上』にしたほうが自然になります。
なお、シンボルエンカウントを想定しているため、プレイヤー(および他イベント)と衝突する仕様です。
※削除する際にスイッチなどで空のページに切り替えても、衝突判定が残るので注意です。『すり抜け』にしておけば問題ありません。水中タイプ
<ChangePassage:FISH>
魚や船を想定した水中のみを移動する通行タイプです。
A1タイルセットの左上のタイルが水中として扱われます。
プラグインパラメータ(Plugin Parameters)
通行タイプリスト(PassageTypeList)
通行タイプの設定を登録する一覧です。
プラグインパラメータ(通行タイプリスト)
タイプID(TypeId)
通行タイプの識別子です。
通行リスト(PassageList)
通行設定の一覧です。
基本通行設定(BasePassage)
通行の基本設定です。これを基準にして通行リストに例外を設定します。
衝突判定を拡張(ExtendCollied)
プライオリティタイプが『通常キャラと重ならない』以外のイベントにも衝突判定を付与し、トリガーを有効化します。
通常はプライオリティタイプが『通常キャラの下』『通常キャラの上』のイベントは、トリガーを『イベントから接触』にしてもプレイヤーと接触できません。これは鳥のような飛行系のシンボルエンカウントを行いたい場合に問題となります。
そこでそれを解決するための機能です。
ハシゴ属性を無視(IgnoreLadder)ver1.02
ハシゴ属性の影響を受けないようになります。
上述した鳥のようなイベントを作りたい場合に有効です。
プラグインパラメータ(通行リスト)
通行ID(PassageId)
タイルセットと紐付ける識別子です。
空欄の場合は全タイルセットで有効となります。
メモ(Memo)
判別用のメモです。分かりやすい名前を付けてください。
地形タグ(TerrainTag)
対象とする地形タグ(1~7)を指定します。
複数指定も可能です。(例:1,3~5)
7つまでしか設定できないのでご利用は計画的に。
リージョンID(RegionId)
対象とするリージョン(1~255)を指定します。
複数指定も可能です。(例:1,3~5)
オートタイルタイプ(AutotileType)
対象とするオートタイルタイプを指定します。
複数指定も可能です。(例:1,3~5)
オートタイルタイプとはオートタイル毎に割り当てられる番号です。デフォルトでは戦闘背景の判定に用いられています。
地形タグと異なり数の制限がないため、自由に設定が可能です。
ただし、この値は通常確認できません。
オプションにあるNRP_DebugTile.jsで確認ができます。
タイルID(TileId)
対象とするタイルIDを指定します。
複数指定も可能です。(例:1,3~5)
こちらはエディタの機能で普通に取得できますが、面倒です。
こちらもNRP_DebugTile.jsでの確認をオススメします。
通行可能(CanPass)
通行可能かどうか?
特に変更したくない場合は空欄にしておいてください
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