通常は不可能な強さを指定したり、オリジナルの天候を作ったりできます。
特徴
- 天候の強さ、向き、速度、色などを自由に変更
- 指定した画像を降らせる
- 戦闘時も天候を有効に
目次
導入方法(Install)
更新履歴(History)
使用方法(Usage)
MZ用プラグインコマンド(PluginCommandMZ)
MV用プラグインコマンド(PluginCommandMV)
プラグインパラメータ(基本)
戦闘中も天候を表示(WeatherOnBattle)
天候の強さ(MaxSpritesByPower)
暗くする度合(DimmerLevel)
暗くする限界値(DimmerLimit)
Z座標(Z)
テンプレート一覧(TemplateList)
プラグインパラメータ(テンプレート:基本設定)
テンプレートID(TemplateId)
タイプ(Type)
強さ(Power)
時間(Duration)
完了までウェイト(Wait)
暗くする度合(DimmerLevel)
画像(Image)
プラグインパラメータ(テンプレート:画像を指定しない場合)
色調(Color)
画像を個別作成(IndividualBitmap)
粒の横幅(ParticleWidth)
粒の縦幅(ParticleHeight)
プラグインパラメータ(テンプレート:速度設定)
速度X(SpeedX)
速度Y(SpeedY)
プラグインパラメータ(テンプレート:位置設定)
発生地点の横範囲(StartWidth)
発生地点の縦範囲(StartHeight)
発生地点のX座標補正(AdjustStartX)
発生地点のY座標補正(AdjustStartY)
プラグインパラメータ(テンプレート:表示設定)
合成する色調(BlendColor)
合成方法(BlendMode)
拡大率(Scale)
角度(Angle)
プラグインパラメータ(テンプレート:不透明度設定)
開始不透明度(StartOpacityBase)
開始不透明度分散(StartOpacityRandom)
不透明度減少値(ReduceOpacity)
終了不透明度(EndOpacity)
導入方法(install)
以下のファイルをダウンロードし 、[プロジェクト]\js\plugins に放り込みます。ツクールのプラグイン管理から機能をONにしてください。
※このプラグインはMV、MZの両方で有効です。
NRP_WeatherEX.js ver1.02(2023/04/30)
更新履歴(History)
2023/04/30(ver1.02)
- MVにて戦闘中にイベントコマンドの『天候の設定』を実行するとエラーになる不具合修正。
2022/08/30 -> 2022/09/25(ver1.01 -> 1.012)
- 天候にZ座標を設定できるようにした。
- MZ用プラグインコマンドにて『粒の横幅』『粒の縦幅』が有効にならない不具合修正。
- Z座標が0の際、機能が有効にならない不具合修正。
(2022/09/24 ver1.011)
- Z座標が設定されている際、オリジナルの天候が消去できない不具合修正。
(2022/09/24 ver1.012)
2021/05/28(ver1.00)
- 公開!
使用方法(Usage)
プラグインパラメータを調整すれば、既存の天候の挙動を調整できます。
プラグインコマンドを使用することで、既存の天候(雨、嵐、雪)を通常とは異なる設定で呼び出すことが可能となります。
また『テンプレート一覧』に詳細な設定をすることで、オリジナルの天候を作成可能です。
作成した天候はプラグインコマンドで呼び出します。
MZ用プラグインコマンド(PluginCommandMZ)
天候の設定
天候を変更します。
テンプレートIDを指定すれば、設定を呼び出すことが可能です。
初期状態では以下が利用可能です。
- colorful:カラフルな雪が降り注ぎます。
- sandstorm:横に向かって砂嵐のような線が流れます。
- earthlight:地面から上に向かって光の球が上昇します。
その他にも様々な設定が可能です。
詳細はプラグインコマンド内の説明を参照してください。
テンプレートに対して、一部の設定だけを変更することも可能です。
なお、終了する場合はタイプを『なし』に指定すればOKです。
普通のイベントコマンドでも問題ありません。
MV用プラグインコマンド(PluginCommandMV)
NRP.WeatherEX.Id [テンプレートID]
処理内容はMZ版と同じです。
※大文字小文字は不問。[]は含めないでください。
このコマンドを指定する前に、オプション(下記参照)を指定可能です。
例えば、以下のようになります。
NRP.WeatherEX.Power 20
NRP.WeatherEX.Time 60
NRP.WeatherEX.Wait true
NRP.WeatherEX.Id colorful
Powerは強さ、Timeは時間、Waitは完了までウェイトに相当します。
※MZ版と異なり、プラグインコマンドでの詳細な設定はできません。
作者が面倒になって諦めました。
そんなわけで、テンプレート内に設定してください。
また、テンプレートからの呼び出しを行わない場合は、タイプ(rain, storm, snowのいずれか)を指定すればOKです。
NRP.WeatherEX.Power 20
NRP.WeatherEX.Time 60
NRP.WeatherEX.Wait true
NRP.WeatherEX.Type rain
プラグインパラメータ(基本)
戦闘中も天候を表示(WeatherOnBattle)
戦闘中も天候を表示するようにします。戦闘中の天候変化も有効となります。
※公式のWeatherOnBattle.jsにも同様の機能がありますが、あちらは戦闘中の天候変化は受けつけない模様です。
天候の強さ(MaxSpritesByPower)
天候の強さです。10を基準にして雨や雪の降る量を調整できます。
暗くする度合(DimmerLevel)
天候の強さに応じて画面を暗くする度合いです。
初期値は6。一段階毎にX/255暗くなります。
暗くする限界値(DimmerLimit)
画面を暗くする効果の限界値です。強さを上げても、これ以上暗くならないようにします。
なお、これらの画面を暗くする効果は、ツクールMV〜MZの標準機能です。
個人的には雪の白さを強調したい場面などでも勝手に暗くなるので、ありがた迷惑だったりします。
そういった場合、0にすると無効化できます。
Z座標(Z)
天候の表示優先度を変更します。
※0:下層, 1:キャラ下, 3:キャラ, 4:上層5:キャラ上, 6:飛行船影, 7:フキダシ, 8:アニメ, 9:目的地
なお、この設定を行うと標準では天候はピクチャの下に表示されるようになります。
制御をしたい場合はピクチャ毎に表示優先度を変更するプラグインと組み合わせてください。
※解除する場合はDELキーで空白にしてください。
テンプレート一覧(TemplateList)
定義された天候テンプレートの一覧です。新しいテンプレートの追加も可能です。
プラグインパラメータ(テンプレート:基本設定)
以下はテンプレートの設定となります。
テンプレートID(TemplateId)
テンプレートを呼び出すためのIDです。
タイプ(Type)
天候の種類です。雪の場合は円形、他の場合は線になります。
強さ(Power)
天候の強さです。
時間(Duration)
天候変化にかける時間です。60が1秒に相当します。
完了までウェイト(Wait)
天候変化の終了までウェイトします。
暗くする度合(DimmerLevel)
天候の強さに応じて画面を暗くする度合いです。初期値は6。強さが増える毎にX/255ずつ暗くなります。
画像(Image)
粒(パーティクル)に使用する画像です。これを指定した場合は色調、横幅、縦幅が無視されます。
プラグインパラメータ(テンプレート:画像を指定しない場合)
粒に画像を指定しなかった場合のみ、有効となる項目です。
粒の表示に関する設定が可能です。
色調(Color)
粒の色調です。例1:"white", 例2:"#FF0000", 例3:"[255, 64, 0]"
例3の形式のみ数式可です。
例えば、サンプルの『colorful』では[Math.randomInt(255), Math.randomInt(255), Math.randomInt(255)]とすることで、粒毎に色をランダムで変えています。下の『画像を個別作成』をオンにする必要があります。
画像を個別作成(IndividualBitmap)
粒の画像を個別に作成します。
オンにすると少し負荷が上がりますが、粒毎の色調変更などができるようになります。
粒の横幅(ParticleWidth)
粒の横幅です。タイプが雪の場合は直径になります。
粒の縦幅(ParticleHeight)
粒の縦幅です。タイプが雪の場合は無効です。
プラグインパラメータ(テンプレート:速度設定)
粒の移動速度に対する設定です。移動方向にも影響します。
速度X(SpeedX)
X方向の速度です。マイナスにすると左に移動します。
速度Y(SpeedY)
Y方向の速度です。マイナスにすると上に移動します。
プラグインパラメータ(テンプレート:位置設定)
粒が発生する位置の調整を行います。
設定によっては粒の発生地点に隙間ができるので、その場合はこれらの値を調整してください。
発生地点の横範囲(StartWidth)
粒が発生する横範囲です。数式可。
初期値は『Graphics.width + 100』。要するに画面の横幅+100の意味です。
発生地点の縦範囲(StartHeight)
粒が発生する縦範囲です。数式可。
初期値は『Graphics.height + 200』。要するに画面の縦幅+200の意味です。
発生地点のX座標補正(AdjustStartX)
粒が発生するX座標の補正値です。初期値は-100
発生地点のY座標補正(AdjustStartY)
粒が発生するY座標の補正値です。初期値は-200
プラグインパラメータ(テンプレート:表示設定)
粒の表示に関する設定です。
合成する色調(BlendColor)
色調を変更します。例:[255, 255, 255, 255]赤,緑,青,強さの順。
こちらは画像を設定した場合にも有効ですが、非常に負荷が高いので注意。
合成方法(BlendMode)
粒画像の合成方法です。
値はMVのアニメーションを同じです。
拡大率(Scale)
粒の拡大率。1が基準です。数式可。
例えば『Math.random() * 3』にすれば、粒毎に0〜3倍に大きさが変動します。
角度(Angle)
粒の角度です。0〜360で指定してください。
『速度X』『速度Y』を指定していない場合、進行方向にも影響します。
プラグインパラメータ(テンプレート:不透明度設定)
粒の不透明度に関する設定です。
開始不透明度(StartOpacityBase)
粒が生成される際の不透明度です。最大255。初期値は160です。
開始不透明度分散(StartOpacityRandom)
粒が生成される際の不透明度の分散値です。初期値は60。開始不透明度にこの値がランダムで加算されます。
不透明度減少値(ReduceOpacity)
フレーム毎に減少させる粒の不透明度です。
終了不透明度(EndOpacity)
不透明度がこの値より小さくなった際、粒を消去&再作成します。
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