スキルの実行後に別のスキルを連結して発動します。
別々のスキルとして発動してもよいし、一つのスキルに見せかけることもできます。
また、装備品や職業、ステートに設定することも可能です。


例えば、以下のようなものが作成できます。
- 属性の異なる連続ダメージを与えるスキル
- 攻撃と同時に回復するスキル
- 命中か失敗で演出の異なるスキル
- 攻撃後に魔法が発動する武器
目次
導入方法(install)
以下のファイルを右クリックで保存し 、[プロジェクト]\js\plugins に放り込みます。ツクールのプラグイン管理から機能をONにしてください。
※このプラグインはMV、MZの両方で有効です。 NRP_ChainSkill.js ver1.00(2023/02/22)
※バトルイベント拡張プラグインと併用している場合は、あちらを最新化(2023/02/22)してください。旧版では敵を全滅させた直後の味方への連結スキルが発動しなくなります。更新履歴(History)
2023/02/22(ver1.00)
スキルの発動内容(Skill Activation Details)
アクター、エネミー、職業、装備、ステート、スキル、アイテムのメモ欄に、スキルの発動内容を入力できます。
大体の項目は数式も使用できます。
<ChainSkill:100>
スキル終了後にスキル100番を連結して発動します。
スキル自身に記述すれば、そのスキルの後に発動します。
職業や装備に記述すれば、何らかのスキルの後に発動します。
<ChainSkillHit:100>
スキル命中時のみ、スキル100番を連結して発動します。
<ChainSkillMiss:100>
スキル失敗時のみ、スキル100番を連結して発動します。
<ChainSkillPercent:50>
スキルを50%の確率で発動します。
省略すると100%になります。数式使用可です。
<ChainSkillType:0,2>
スキルタイプ0,2のスキルを連結の対象にします。
通常だと0は通常攻撃、2:必殺技です。
対応については、データベースのタイプ>スキルタイプをご覧ください。
※省略時はプラグインパラメータの設定を使用します。<ChainSkillDisplayName:[0~2]>
連結スキル名の表示方式を変更します。
0:非表示, 1:個別表示, 2:最初のスキルを継続表示
※省略時はプラグインパラメータの設定を使用します。<ChainSkillAbortDeath> / <ChainSkillAbortDeath:false>
対象死亡時に連結スキルを停止します。(falseでオフになります。)
※省略時はプラグインパラメータの設定を使用します。<ChainSkillAbortResist> / <ChainSkillAbortResist:false>
対象に完全な属性耐性がある場合は連結スキルを停止します。
※省略時はプラグインパラメータの設定を使用します。スキルのメモ欄(Note Of Skills)
スキル(アイテムも可)のメモ欄に以下を入力できます。
<ChainSkillPassive> / <ChainSkillPassive:false>
スキルを使用した際、上記のオブジェクト(アクター〜スキル)による連結スキルを有効または無効にします。
例えば、炎の剣を装備している場合「通常攻撃や物理系のスキルの後に炎魔法による追加効果が発生する」というような設定にするとします。その場合にスキル毎に追加効果が発生するかどうかを設定するための仕組みです。
<ChainSkillNoResult>
使用したスキルの結果を非表示にします。
パッシブスキルについて(Passive Skills)
スキルの使用可能時を『使用不可』にした場合、そのスキルはパッシブスキルとして機能します。
習得しているだけで、通常攻撃や他のスキルを使用した場合に、魔法が追加発動するスキルなどを作成できます。
命中・失敗で演出を変更(Hit Or Miss)
当プラグインの機能を応用すれば、スキルの命中・失敗によって、演出を変更することもできます。
※なお、範囲が全体の場合などは考慮していません。
※また、スキルが3つ必要になります。
まず、スキルのダメージタイプを「なし」にします。
そして、メモ欄に以下のように記載します。
<ChainSkillHit:1>
<ChainSkillMiss:2>
<ChainSkillNoResult>
これによって、命中時にスキル1、失敗時にスキル2が呼び出されます。
スキル1は命中タイプを必中にして実際の効果を入力してください。
スキル2は成功率を0%にしてください。
その他詳細(Other Details)
連結したスキルの対象は直前に対象となった相手です。
範囲が全体の場合は最後の一体が対象となります。
範囲が『使用者』や『味方全体』のスキルを連結すると、自動で対象が切り替わります。
攻撃と同時に自身を回復するスキルなどが作成できます。
効果はあくまで戦闘時のみです。メニュー画面で使用した場合は無効となります。
プラグインパラメータ(Plugin Parameter)
対象のスキルタイプ(TargetSkillType)
発動対象とするスキルタイプです。
スキル実行時にパッシブ効果(職業や装備)による連結スキルを実行するか判定を行います。
スキル自身のメモ欄に記述した連結スキルについては、この設定は無関係です。
カンマ区切りで指定すれば、複数指定できます。
初期設定では"0, 2"となっています。
0で通常攻撃、2で必殺技が対象になります。対応については、データベースのタイプ>スキルタイプをご覧ください。
空欄にすると全て有効になります。基本無効にしたい場合は-1などの値を設定してください。
スキル名の表示法(DisplayNameStyle)
発動したスキル名の表示方法です。
2ならば、最初のスキル名を継続表示します。
開始モーションの無効化(NoStartMotion)
連結スキル発動時の開始モーションを実行しません。
後退を禁止(NoStepBack)
連結スキル発動時の後退を禁止し、演出をスムーズにします。
MPTPを消費しない(NoMpTpCost)
連結スキル発動時にMPTPを消費しません。
スキルの使用判定を無視(IgnoreSkillConditions)
スキルの使用判定(沈黙ステートなど)を無視します。
対象死亡時は中断(AbortTargetDeath)
対象死亡時は以降の連結スキルを発動しません。
対象耐性時は中断(AbortTargetResist)
対象が属性に対する完全耐性を持つ場合は連結スキルを発動しません。
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