
例えば、以下のようなステートが作成できます。
- 割合効果ではない毒や能力変化
- 使用者の魔法力が高いほど効果の上がる毒や能力変化
- 命中時にダメージを与えるステート
※つまり、ステート耐性で命中の決まるダメージ技です。
FFシリーズのグラビデや即死効果など。
目次
導入方法(Install)
更新履歴(History)
再生値の設定(Regeneration Value)
能力変化の設定(Parameter Change)
ステート時にダメージ(Damage State)
プラグインパラメータ(Plugin Parameter)
パラメータリスト(ParameterList)
ステートを常に更新(AlwaysUpdateState)
更新方法(UpdateType)
プラグインパラメータ(パラメータ)(Plugin Parameter Parameter)
タイプ(Type)
ID(Id)
識別名(Key)
タグ名(Tag)
導入方法(install)
以下のファイルを右クリックで保存し 、[プロジェクト]\js\plugins に放り込みます。ツクールのプラグイン管理から機能をONにしてください。
※このプラグインはMV、MZの両方で有効です。
NRP_StateEX.js ver1.00(2023/01/22)
※NRP_TraitsPlus.jsと併用する場合は、当プラグインを下に配置してください。
更新履歴(History)
2023/01/22(ver1.01)
- 『ステートを常に更新』をオンにすると敵撃破時にエラーとなる不具合修正。
2022/06/24(ver1.00)
- 公開!
再生値の設定(Regeneration Value)
ステートのメモ欄に以下を指定してください。
<HrgExValue:?>
指定した計算式を元にHP再生値を設定します。
<MrgExValue:?>
指定した計算式を元にMP再生値を設定します。
<TrgExValue:?>
指定した計算式を元にTP再生値を設定します。
※いずれも『再生率』ではなく『再生値』です。
割合ではない数値を指定可能です。
例えば、以下の数式では「魔法力 - 魔法防御」を設定します。
<HrgExValue:b.mdf - a.mat>
魔法力が相手の魔法防御を上回った分だけ、継続的にダメージを与え続けます。
※ダメージを与える場合は値をマイナスにしてください。
aはステートをかけた側、bはかけられた側です。
値の計算はステートがかかったタイミングで行われます。
ランダム幅などの設定はできません。
応用
<HrgExValue:Math.min(b.mdf - a.mat, -1)>
先程の「b.mdf - a.mat」の式では、相手の魔法防御が高い場合、逆に回復してしまいます。
そこで最大でも値が-1以下となるように設定する数式です。
能力変化の設定(Parameter Change)
ステートのメモ欄に以下を指定してください。
通常能力値
<MhpEx:?>
指定した計算式を元に最大HP(mhp)を変更します。
<MmpEx:?>
指定した計算式を元に最大MP(mmp)を変更します。
<AtkEx:?>
指定した計算式を元に攻撃力(atk)を変更します。
<DefEx:?>
指定した計算式を元に防御力(def)を変更します。
<MatEx:?>
指定した計算式を元に魔法力(mat)を変更します。
<MdfEx:?>
指定した計算式を元に魔法防御(mdf)を変更します。
<AgiEx:?>
指定した計算式を元に敏捷性(agi)を変更します。
<LukEx:?>
指定した計算式を元に運(luk)を変更します。
例えば、以下なら攻撃力をスキル使用者の魔法力の半分だけ上昇させます。
<AtkEx:a.mat / 2>
なお、これらの補正値は通常の能力値補正や強化/弱体の計算よりも、後に加算・減算されます。
追加能力値
※いずれも1が100%となります。
<HitEx:?>
指定した計算式を元に命中率(hit)を変更します。
<EvaEx:?>
指定した計算式を元に回避率(eva)を変更します。
<CriEx:?>
指定した計算式を元に会心率(cri)を変更します。
<CevEx:?>
指定した計算式を元に会心回避率(cev)を変更します。
<MevEx:?>
指定した計算式を元に魔法回避率(mev)を変更します。
<MrfEx:?>
指定した計算式を元に魔法反射率(mrf)を変更します。
<CntEx:?>
指定した計算式を元に反撃率(cnt)を変更します。
<HrgEx:?>
指定した計算式を元にHP再生率(hrg)を変更します。
<MrgEx:?>
指定した計算式を元にMP再生率(mrg)を変更します。
<TrgEx:?>
指定した計算式を元にTP再生率(trg)を変更します。
特殊能力値
※いずれも1が100%となります。
<TgrEx:?>
指定した計算式を元に狙われ率(tgr)を変更します。
<GrdEx:?>
指定した計算式を元に防御効果率(grd)を変更します。
<RecEx:?>
指定した計算式を元に回復効果率(rec)を変更します。
<PhaEx:?>
指定した計算式を元に薬の知識(pha)を変更します。
<McrEx:?>
指定した計算式を元にMP消費率(mcr)を変更します。
<TcrEx:?>
指定した計算式を元にTPチャージ率(tcr)を変更します。
<PdrEx:?>
指定した計算式を元に物理ダメージ率(pdr)を変更します。
<MdrEx:?>
指定した計算式を元に魔法ダメージ率(mdr)を変更します。
<FdrEx:?>
指定した計算式を元に床ダメージ率(fdr)を変更します。
<ExrEx:?>
指定した計算式を元に経験獲得率(exr)を変更します。
これらはプラグインパラメータのパラメータリストに登録されています。
外部プラグインで独自パラメータを追加した場合は、それらを追加で定義できるかも?
※実装次第なので、確実には保証できません。
ステート時にダメージ(Damage State)
ステートのメモ欄に以下を指定してください。
<StateChangeHp:?>
ステート付加時に指定した計算式でHPを変更します。
<StateChangeMp:?>
ステート付加時に指定した計算式でMPを変更します。
<StateChangeTp:?>
ステート付加時に指定した計算式でTPを変更します。
いずれも値が+なら回復、−ならダメージです。
なお、継続中のステートに上書きした場合は効果がありません。
プラグインパラメータの『ステートを常に更新』をオンにするか、スキル側にステート付加と解除を同時に設定すれば、連続で有効になります。
<StateDamageSilent>
上記の際に数値表示を行いません。
例
<StateChangeHp:-b.hp>
で、即死ステートになります。
<StateDamageSilent>を組み合わせると、ダメージ表示もなくなります。
プラグインパラメータ(Plugin Parameter)
パラメータリスト(ParameterList)
パラメータの一覧です。
独自パラメータがあれば、追加も可能です。
※ただし、通常能力値、追加能力値、特殊能力値のいずれかとしてパラメータが実装されている必要があります。プラグインの独自規格として実装されている場合は、捕捉できません……。
ステートを常に更新(AlwaysUpdateState)
既にかかっているステートでも更新処理を行います。
false時も継続ターンの更新は行われます。
更新方法(UpdateType)
既にかかっているステートに対して、上書きをした際の挙動を変更します。『ステートを常に更新』がオンの場合のみ機能します。
- 最新優先:新しくかけたステートを優先します(ツクールのデフォルト)。
- 最大優先:効果の大きいほうを優先します。
※正確にいうとステートがダメージ効果の場合は、よりダメージが大きいもの。回復効果の場合は回復量がより大きいものが優先されます。
プラグインパラメータ(パラメータ)(Plugin Parameter Parameter)
パラメータリストの中身です。
タイプ(Type)
パラメータのタイプです。
通常能力値、追加能力値、特殊能力値の3種類が存在します。
ID(Id)
パラメータの識別番号です。
識別名(Key)
パラメータの識別名です。
タグ名(Tag)
パラメータの変化を指定するタグ名です。
>RPGツクールMZ&MV目次に戻る