文章の表示時に立ち絵となるピクチャを表示します。
名前欄の文字列を参照し、自動で表示することが可能です。

また、差分なども想定した作りになっています。
衣装や表情などの差分だけを差し替えることも可能です。
ピクチャの複数表示やアニメーションといった既存のプラグインに匹敵するような高度な機能はありません。
あくまで顔グラの延長として立ち絵を表示するようなシンプルなものを目指しています。

あまり他にない機能としては、メッセージウィンドウの上にピクチャを表示する機能があります。この際、文章だけをピクチャの上に表示することも可能です。
文章に影をつけるプラグインと組み合わせれば、多少は見やすく調整できます。

ver1.08より、ピクチャの端をフェードアウトする機能を追加しました。翼などのデザインで文字や画面が隠れてしまうのを避けたい場合は便利です。
目次
導入方法(install)
以下のリンクを右クリックで保存し 、[プロジェクト]\js\plugins に放り込みます。ツクールのプラグイン管理から機能をONにしてください。
※このプラグインはMZでのみ有効です。 NRP_MessagePicture.js ver1.09(2025/03/21)
更新履歴(History)
2025/03/21(ver1.09)
2024/05/12 -> 2024/11/10(ver1.08 -> 1.081)
- 差分ピクチャと本体ピクチャを一つの画像として統合表示するように修正。
※フェードインを含む半透明時の見え方が自然になります。
- 端をフェードアウト(透明化)する機能を追加。
- 『端をフェードアウト』をオフにしても処理が実行されてしまう不具合修正。(2024/11/10 ver1.081)
2023/03/18 -> 2023/07/31(ver1.07 -> 1.071)
- 登録IDで指定した場合、差分表示がうまく機能しない不具合修正。
- 『ウィンドウより上に表示』がオンの場合、かつMNKR_DP_MapZoomMZ.jsでズーム時に立ち絵の位置とサイズがズレる競合に対処。
(2023/07/31 ver1.071)
※当プラグインを下側に配置してください。
2023/01/16 -> 2023/02/26(ver1.06 -> 1.061)
- 『文章より下に表示』がオン、かつ外部プラグインによって戦闘やマップ以外からメッセージを呼び出した場合、文字の位置がズレる不具合を修正。
※主に自動回復プラグインとの競合対策です。
- ピクチャの指定が空欄でも『文章の横幅制限』が機能してしまう不具合修正。
(2023/02/26 ver1.061)
2022/11/25(ver1.05)
2022/10/18 -> 2022/10/26(ver1.04 -> 1.043)
- キャラ変更時、付属ピクチャが消えない不具合修正。
- 差分変更時に標準の画像が一瞬表示されてしまう不具合修正。
- 『ウィンドウより上に表示』がオンの場合、CTBプラグインなどと組み合わせた場合も各ウィンドウよりに上に表示されるように修正。
(2022/10/21 ver1.041)
- ver1.041にて『ウィンドウより上に表示』がオンの場合、『文章より下に表示』が機能しなくなる不具合修正。(2022/10/22 ver1.042)
- メッセージログ系プラグイン使用時に立ち絵が正しく表示されない不具合修正。(2022/10/26 ver1.043)
2022/10/03(ver1.03 -> 1.031)
- 付属ピクチャ機能およびスイッチ機能を実装。
衣装や表情などの差分だけを変更することが可能です。
- 差分表示した付属ピクチャが消去されない不具合修正。(ver1.031)
2022/08/27(ver1.02)
2022/08/24(ver1.01)
- 拡大率などの値を変更した場合、一瞬変更前の設定でピクチャが表示されてしまう不具合修正。
2022/06/29(ver1.00)
名前欄で自動認識(Name Box)
『ピクチャリスト』の『対象文字列』に条件とする名前を設定し、ピクチャを紐づけてください。
対象文字列の例
リード、\n[1]
※制御文字や制御文字を変換した名前も有効です。 これだけでOKです。
文章の表示時に指定したピクチャが表示されるようになります。
なお、ピクチャを表示する座標などはプラグインパラメータで設定できます。
ピクチャ毎に調整することも可能です。
登録IDで指定(Resist ID)
名前で識別できない場合はIDで指定することもできます。
(例えば、名前が判明していない初登場のキャラクターなど。)
まずピクチャリストに『登録ID』を指定してください。
形式は数値でも文字列でも構いません。
後は名前欄の制御文字で登録IDを指定すればOKです。
登録IDがAならば以下のようになります。
\MP[A]
※制御文字(MP)の部分は変更できます。
※大文字小文字は問いません。\mp[A]も有効です。 名前を表示する場合も、以下のように表示名の前後に付ければOKです。
謎の少年\MP[A]
ピクチャを表示しない(No Picture)
ピクチャを自動表示したくない場合は、以下のように0を指定すれば非表示になります。
リード\MP[0]
また『ピクチャ無効スイッチ』をオンにすれば、ずっと非表示にできます。
差分の表示(Difference)
『ピクチャリスト』内の『差分リスト』を開き、『差分ID』と差分用のピクチャを紐づけてください。
対象文字列がリードで差分IDが『sad』とすると、名前欄を以下のようにすれば差分が表示されます。
リード\MPD[sad]
また、\MPD[]に関しては本文内でも有効です。
文章内で何度も表情を変えたい場合などに使えます。
付属ピクチャの表示(Attached Pictures)
付属ピクチャを指定すれば、ベースとなるピクチャの上にさらにピクチャを重ねられます。
例えば、スイッチと組み合わせれば、状況によって会話時のキャラクターの衣装を変更できます。
付属ピクチャは『ピクチャリスト』『差分リスト』のいずれにも設定できます。
特に『差分リスト』の場合は、ベースとなるピクチャを空欄にすれば、付属ピクチャのみを変更できます。
ピクチャをメッセージウィンドウの上に表示
通常、ピクチャはメッセージウィンドウより上に表示することはできませんが、
ウィンドウより上に表示をオンにすれば可能になります。

さらに
文章より下に表示をオンにすれば、文章だけをピクチャの上に表示することもできるようになります。
PicturePriorityCustomize.jsとの連携
※ver1.02より不要となりましたが、説明を残しておきます。 上記のメッセージウィンドウより上に表示する機能は
PicturePriorityCustomize.js(トリアコンタン様)の機能を用いても可能です。
PicturePriorityCustomize.jsの『上層ピクチャ番号』の設定に合わせて、ピクチャ番号を設定すればOKです。
なお、この設定は互いのプラグインの初期値で機能するため、逆に意図せずウィンドウの上に表示されないように注意してください。
プラグインパラメータ(Plugin Parameter)
ピクチャリスト(PictureList)
立ち絵の表示を行うピクチャの一覧です。
詳細は『プラグインパラメータ:ピクチャ』をご覧ください。
差分を事前読込(DifferencePreload)
立ち絵のピクチャ表示時に他の差分ピクチャも事前読込します。
これにより、立ち絵の表情を変化させた際のチラツキを抑えます。
ピクチャ番号(PictureId)
立ち絵のピクチャに使用する番号です。
付属ピクチャもこれに続く連番で自動的に使用されます。
なお、初期値の101は通常使用できない番号になっています。
※MZ ver1.9.0からピクチャの枚数上限が変更できるようになりました。変更した場合は、通常のピクチャと意図せず重ならないように注意してください。原点(Origin)
ピクチャを表示する原点です。
X座標(X)
ピクチャを表示するX座標です。
Y座標(Y)
ピクチャを表示するY座標です。
拡大率(幅)(ScaleX)
横方向の拡大率です。
100を基準に設定してください。
拡大率(縦)(ScaleY)
縦方向の拡大率です。
100を基準に設定してください。
不透明度(Opacity)
ピクチャの不透明度です。
255で完全な不透明になります。
合成方法(BlendMode)
ピクチャを描画する合成方法です。
フェードイン時間(FadeInDuration)
ピクチャのフェードイン時間です。
60が一秒に相当します。
ウィンドウより上に表示(ShowAboveWindow)
ピクチャをメッセージウィンドウより上に表示します。
※なお、この項目をオンにした場合は通常のピクチャとは別管理になるため『ピクチャ番号』の設定は無効になります。文章の横幅制限(LimitMessageWidth)
『ウィンドウより上に表示』がオンの場合かつピクチャ表示時、文章の横幅を指定した値に制限します。
文字は自動的に縮小されます。

文章より下に表示(ShowBelowMessages)
『ウィンドウより上に表示』がオンの場合に、ピクチャを文章より下に表示します。
※内部的な表示方法を大きく変更しますので、やや競合を起こしやすいことに注意してください。文章のX座標調整(AdjustMessageX)
文章のY座標調整(AdjustMessageY)
『文章より下に表示』がオンの場合に、文章のX座標およびY座標を調整します。
該当項目がオンの場合、文字の表示位置がズレることがあるのでここで調整してください。
ピクチャ用制御文字(ControlCharacterPicture)
ピクチャ表示用の制御文字です。
デフォルトでは、以下のように使います。
\MP[登録ID]
差分用制御文字(ControlCharacterDifference)
ピクチャの差分表示用の制御文字です。
デフォルトでは、以下のように使います。
\MPD[差分ID]
ピクチャ無効スイッチ(DisableSwitch)
ピクチャの表示を無効化するスイッチです。
プラグインパラメータ:ピクチャ(Plugin Parameter Picture)
対象文字列(TargetString)
対象とする文字列です。
これが名前欄に部分一致する場合に画像を表示します。
登録ID(ResistId)
ピクチャを手動で呼び出す場合のIDです。
以下のようにして呼び出します。
\MP[登録ID]
ピクチャ(Picture)
表示のベースとなるピクチャです。
付属ピクチャ(AttachedPictures)
ピクチャの上にさらに重ねて表示されるピクチャです。
衣装や表情などの差分に便利です。
スイッチ(Switch)
表示を有効にするスイッチです。
条件を満たした中で最も上の設定が表示されます。
差分リスト(DifferenceList)
立ち絵の差分の一覧です。
原点(Origin)
ピクチャを表示する原点です。
X座標調整(AdjustX)
X座標の調整値です。
Y座標調整(AdjustY)
Y座標の調整値です。
拡大率(幅)(ScaleX)
横方向の拡大率です。
100を基準に設定してください。
拡大率(縦)(ScaleY)
縦方向の拡大率です。
100を基準に設定してください。
不透明度(Opacity)
ピクチャの不透明度です。
255で完全な不透明になります。
合成方法(BlendMode)
ピクチャを描画する合成方法です。
端をフェードアウト(UseEdgeFadeout)
ピクチャの端を左右いずれかへとフェードアウトします。

フェード開始X座標(FadeStartX)
フェードアウトを開始するX座標です。
0が画像の左端となります。
フェードする強さ(FadeGradient)
1ピクセル当たりで変化する不透明度です。
正なら左、負なら右に向かってフェードアウトします。
プラグインパラメータ:差分(Plugin Parameter Difference)
差分ID(DiffId)
差分用の対象とするIDです。
以下のように名前欄の末尾に追加して呼び出します。
リード\MPD[差分ID]
ピクチャ(Picture)
表示のベースとなるピクチャです。
付属ピクチャ(AttachedPictures)
ピクチャの上にさらに重ねて表示されるピクチャです。
衣装や表情などの差分に便利です。
スイッチ(Switch)
表示を有効にするスイッチです。
条件を満たした中で最も上の設定が表示されます。
原点(Origin)
ピクチャを表示する原点です。
X座標調整(AdjustX)
X座標の調整値です。
Y座標調整(AdjustY)
Y座標の調整値です。
拡大率(幅)(ScaleX)
横方向の拡大率です。
100を基準に設定してください。
拡大率(縦)(ScaleY)
縦方向の拡大率です。
100を基準に設定してください。
不透明度(Opacity)
ピクチャの不透明度です。
255で完全な不透明になります。
合成方法(BlendMode)
ピクチャを描画する合成方法です。
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