【RPGレビュー】メタルマックス2: リローテッド

2017年01月07日


発売元角川ゲームス(公式)
機種NDS
発売日2011/12/08
質量物語システムバランス快適性美術音楽平均クリア日
90808080708080802015/03/21

 SFCにあったメタルマックス2のDS版大幅リメイク。筆者はSFC版未プレイで、序盤をちょっと見ただけ。
 SFC時代はそこそこ有名タイトルだったと記憶しているけれど、リローデッドはその1/5程度しか売れてない模様。評判はよいし、完成度は素晴らしいのでもっと売れてもよさげ。

質量/物語


 悪の組織『バイアス・グラップラー』に母親代わりの女性を殺された主人公は復讐の旅へ出る。
 ……というのがあらすじだが、自由度は高い。
 クエスト(サブイベント)はとてつもなく豊富で、よくある無味乾燥なお使いばかりではなく、イベント内容も多岐に渡る。
 僕の場合、それなりにサブイベントもやってクリアまで42時間だった。

 全体的に行動を成約する要素が少ないのが好印象。
 本編の内容は絞られており、ごく一部のダンジョン&ボスが必須なだけ。プレイヤーの行動範囲は広く、色んな場所にどんどん行ける。
 四天王を始めとして、必須イベントのボスは個性豊かで手強い。サブイベントで強化したキャラクターや戦車の力を存分に発揮できる。

 この種のクエスト系で、まともに面白いものを久々に見たような気がする。こういう自由度の高さは個人的にも見習いたいところ。

システム/バランス/快適性


 SFC版とは別物に近いレベルで追加要素がある模様。元祖、お尋ね者システム(賞金首)を搭載したシリーズだけど、お尋ね者の数はSFC版の二倍とのこと。

 このシリーズの最大の特徴は『戦車』という一点に尽きる。人間と戦車を切り替えながら、戦っていくことになる。戦車に武器を積んだり、改造したりとカスタマイズ性は高い。
 ちなみに、戦車と書いたけれどバイクなども存在する。作中では『クルマ』として総称されている、

 戦闘はテンポよく進む。オプションでスピードを変えられるけれど、初期設定でもかなり速い。
 お尋ね者を始めとした強敵との戦いが熱い。玉砕覚悟で格上の敵を狙うか、確実に勝てそうな相手を選ぶかはプレイヤー次第。戦闘バランスは大味なところもあるのだけど、その分、ギチギチに制約されることもなく、自由度につながっているとも言えそう。

 序盤のゲームバランスは良好。ただ、中盤以降はアイテムの過剰入手が気になってくる。『敵のドロップ』『イベント報酬』『宝箱』『お店』など色んなところでアイテムが手に入るので中身が頻繁にかぶる。「この装備前も手に入れたな」「既に持ってる装備のほうが強いな」みたいなのが多くなってくる。
 同じような理由で序盤は金欠だったのだけど、中盤から意外と金が余った。賞金首を倒したり、アイテムを売ったりで儲ける手段も非常に多いため。

 強いボスも多いけれど、簡単に経験値を稼ぐ手段があるため、そんなに困らないはず。特に亀(スローウォーカー)は簡単に倒せるわりにやたら経験値が高い。はぐれメタル的なポジションだと思うけれど、こんな簡単でいいんですかね?

 システムの複雑さゆえに、操作周りは結構煩雑。致命的な部分はないのだけど、細かいところで手間がかかる。

  • 町中を移動するのに、クルマのマメな乗り降りが必要。
  • 全滅時の蘇生やクルマの回収は一人(一台)ずつ。
  • 昔のゲームのように何かと細かい確認メッセージが表示される。しかし、システムは今時のゲームのように複雑で手間がかかる。
  • クルマ改造のルールが複雑。特にシャシー改造。

 一番気になったのはクルマの重量制限。装備が重量制限を超えた場合、タイル(HPに相当)を外さなくてはならない。この調整が結構手間。
 ……と思ったら、牽引車に荷物を持たせれば重量制限は関係なくなるので解決。……って、牽引車だからって重量を無視できるというのは、理屈としておかしくないか? いえ便利なんで結構ですが。
 僕は気づいたからよかったけど、この方法に気付かない人は、結構イラつくんじゃないかなあ。

美術


 元々はSFC初期の作品で、キャラグラが寂しい感じだった。なんせ、16×16のファミコン並サイズだったので。
 そのキャラグラもリローデッドになって、随分と綺麗になった。イラストも各職業ごとに男女があってよいと思う。

 バンバン撃ち合う戦闘も爽快。敵がアニメーションをするのも良。

音楽


 SFC時代から評判だった賞金首戦が人気。
 四天王戦の曲は追加曲だそうで。
posted by 砂川赳 at 10:05 | RPGレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする