【RPGレビュー】ブレスオブファイア2

2012年08月25日

タイトル機種質量物語システムバランス快適性美術音楽平均クリア日
ブレスオブファイア2SFC80808070708070761994/12頃

ブレスオブファイアシリーズの第2作目。発売日は1994/12/2とSFCでは、やや後期の作品でFF6よりも後発。ちなみにGBA版(公式)も存在する。

質量/物語


 様々な種族が入り交じる世界が舞台の王道RPG。竜族の血を引く主人公のリュウ、犬人間のボッシュなど、仲間キャラクターに純粋な人間は1人もいない。
 リュウはDQ型のセリフが無い主人公であるが、仲間キャラクターはそれなりに喋る。前作と比較すると、仲間のセリフが充実しており、イベントでは連れているメンバーによって会話内容が変化する。

 ややコミカルな雰囲気が特徴で、ちょっとしたお使いイベントにもユーモアが見られる。また、終盤はシリアスな場面も多く見られるなど、ギャップが魅力。派手さは無いが、筆者が個人的に「こういう雰囲気の作品が作りたい」と思っている中の1つ。

 エンディングは2種類存在する。ベストエンドの条件は普通にやると、気付かない可能性もあるので注意が必要。というか、筆者はクリアから10年以上もその存在に気付かず、姉に見せてもらった時はそのぶっ飛び気味の内容を含めて驚愕した。
ノーマルエンドの内容も、ハッピーエンドでは無いかもしれないが見る価値はあるように思う。

システム


 オーソドックスなRPG。戦闘は斜め視点だが、システム的には普通のターン制。主人公リュウは『竜変身』の能力を持っており、MPを全て消費するが威力は非常に強力。ボス戦では、この能力の使用がカギとなる。

 今作で最も特徴的な要素として『合体』が挙げられる。旅先で出会ったシャーマンと仲間を合体させることで、強化することができる。相性が良い組み合わせならば、能力が大幅に強化され、姿も変化する『究極合体』になる。ただし、瀕死(最大HPの1/4)になると合体は解除されてしまうので、扱い辛い部分も。

 他には『釣り』『狩り』や人を集めて、町を発展させる『共同体』などの寄り道要素も存在する。共同体では世界各地から住人を連れてくることで、様々な施設が利用できるようになる。住人候補は世界中に数十人いるが、内6人しか連れてくることはできない上に、一度連れて来た住人を入れ替えることはできないので悩ましい。

バランス


 難易度はやや高めだが、格別、難しいという程でもない。分類としてはDQ的な基本を抑えた手堅い作り。ただし、途中、特定の仲間キャラ1人で戦闘しなければならないイベントが複数あるので、普段使用していないキャラがいる場合は詰まることがある。

 寄り道要素がそれなりに充実している作品であるが、期間限定など、行動次第では二度と手に入らない物が多い。下手をすると、主人公の最強武器や空の乗物が入手できなくなるのは非常に困ったものだ。ちなみに、この乗物の入手はベストエンドの条件でもある。

快適性


 この時代の作品としては移動速度は遅めでFCのDQ並。エンカウント率は高めだが『まもりけむり』によって抑制可能。移動魔法のヒュールは入手が中盤で一部キャラしか使えないので不便。そのせいで、序盤は同じ場所を行ったり来たりさせられる。

 戦闘テンポはやや遅めで、通常攻撃や魔法のアニメーションは若干長い。特に『キャラクターが剣を振る』→『斬撃が敵に当たる』という様に同時に処理すべきアニメーションが順番に表示されるのが気になる。

 メニューや店の開閉にそれぞれ1.5秒×2掛かる。メッセージ速度を『はやい』に設定しても、やや遅い文章表示。等々、細かいことだが、同時期のDQやFFと比較すると、快適性には若干の難有り。

美術


 SFC中後期らしく「綺麗なマップチップ」「可愛らしいキャラクター」「敵味方ともに良く動く戦闘」など、ドット絵のレベルは高い。筆者はこの時代のドット絵がとても好き。

音楽


 フィールド曲や戦闘曲は物語の進行に応じて変化する。特に2番目のフィールド曲は前作の初期フィールド曲のアレンジとなっており、完成度が高い。ただ、最後のフィールド曲など、1ループが短い曲が多く、ここぞという所で尻すぼみに終わるので勿体ない。

まとめ


 突出した点は無いが、良い意味で普通な良作RPG。客観的な評価を付けると、それほど高い点数にはならないが、個人的には点数以上に好きな作品だったりする。
posted by 砂川赳 at 06:00 | RPGレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする