【RPGレビュー】幻想水滸伝2

2012年03月17日

タイトル機種質量物語システムバランス快適性美術音楽平均クリア日
幻想水滸伝2PS80807080708070762007年頃

物語


 『親友との対立』『姉妹との絆』などストーリーはタクティクスオウガやFFTに良く似た印象。(ていうか、冒頭の展開はタクティクスオウガ1章のCルート選択時と丸かぶり。)それらの作品と比較すると、ディテールでは劣るが、テーマが明確で話がわかりやすい。

 今作、最大の悪役ルカ皇子の存在も物語を盛り上げる。ゲームならではの演出で敵の強大さをアピールしている。

 やっぱり仲間が108人もいるので、どうしても印象の薄い人物が多くなってしまう。仲間をたくさん出す必要があるために主要メンバー以外は手薄な印象。
 エンディングは複数に分岐するが、ベストエンディングを見るための条件は難解で、攻略情報を見ないと無理なのも相変わらず。しかも、今回は途中で見逃すと、二度と仲間にならないキャラクターもいるのは意地悪。

システム


 前作と比較して、紋章の種類が増えた。また、1人のキャラクターが複数の紋章を身に付けることができるようになったため、戦闘の幅が広がった。

 戦争パートは微妙な出来。シミュレーション的な戦闘があるのだが、命中率などプレイヤーに与える情報量が少なすぎてかなり大味。テンポも悪い。「幻水2はこれさえなければ……」なんて言われることもあるくらいで……。

 前作のデータを引継ぐと、前作の主人公が仲間になったりするのは嬉しい。しかも強い。でも本拠地には留まってくれないので、イベント進行によってパーティから勝手に抜けた後に、もう一度仲間にしに行くのがとても面倒だったりする。

バランス


 前作同様にレベルが上がりやすいので、新規参入のキャラでも、すぐに実戦に投入することができる。
 簡単だった前作より難易度が上がっており、丁度いい手応えに。尖ったところはないけれど、それだけにバランスは良い感じだと思う。

快適性


 通常攻撃はテンポ良いが、紋章術や協力攻撃はテンポ悪いというのは相変わらず。
 パーティ編成などのインターフェースは若干改善。ただし、今回はストーリー進行に伴ったパーティ解散→再編成の回数が前作よりも多くなっているという印象。ちょっと面倒くさい。

 ベストエンディングの為に、108人を集めるのはやっぱり大変。
 どちらかというと、このシリーズはストーリー主導型のように思える。それに対して仲間108人というやりこみ型のゲームシステムがそもそもミスマッチ――というのは、ツッコまないほうがよいかも……。

美術


 ステータス画面のキャラのイラストが前作より断然キレイに。 この時期の作品にしては珍しい2Dなので安心感がある。

音楽


 今回はルカ、ネクロードなど手強いボス戦があるが、曲もそれに応えるだけのクオリティを発揮している。ただ、全体的に環境音楽的な印象で印象に残る曲は少なめ。
posted by 砂川赳 at 08:00 | RPGレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする