【RPGレビュー】大神

2012年03月03日

タイトル機種質量物語システムバランス快適性美術音楽平均クリア日
大神PS28080606050100100762007年

ストーリー


 主人公は犬の姿をした神様『アマテラス』。
 日本の神話・民話を元に作られた和風ファンタジーなので、西洋風ファンタジーに飽きたという人には嬉しい存在。
 ラスボスの他、ボス戦前後の展開は王道で期待を裏切らない。

 初回プレイ時間は30〜60時間程度で、寄り道しだいで大きく変わる。
 美術面・音楽面に非常に優れた作品なので、クリア特典には2週目の他にサウンドテストや設定画集などもあるのが嬉しい。

システム


 基本的にはゼルダ系で、謎解きが中心となる。画面に線を描くと、効果が現れる筆しらべというシステムが大きな特徴。

 戦闘はアクション戦闘となっているが、色々と大味な出来栄えで、勝つか負けるかといった熱戦を楽しむようなものではない。特にボス戦は戦いというよりも、パズル的な要素が大きい。

バランス


 戦闘は非常に簡単。回復アイテムも多用できるので、まずゲームオーバーにはならない。

 宝箱は多いけれど中身は消耗品・換金アイテム・はぐれ珠がほとんど。はぐれ珠は全部(100個)集めると、最強のアクセサリを持って、2週目を開始できる。でも、僕は2週しないんで……。

 戦闘がぬるいのは物語を楽しむにはむしろよいと思う。ただ『宝箱の中身』『店の商品・価格』『アイテムの性能』といった基礎的な部分の調整もわりと大雑把なので、RPG的な手応えは求めないほうがよさそう。

快適性


 この作品、快適性だけは本当に期待しないほうがよいと思う。PS2の作品の中でもかなり酷いほうなので。

 ロードは非常に長い上に回数が多い。PS2の有名作品で、ここまで酷いのはテイルズオブジアビスぐらいかも。イベント中にロードが入ることもしょっちゅう。 一応、ロード中にボタンをタイミングよく押したり、連打すると、アイテムが手に入るミニゲームがある。体感時間は多少マシだけど、やっぱり長い。

 このゲームのウリの1つである筆しらべは斬新であるかわりに、テンポは今ひとつ。特に戦闘中に筆しらべを使う場合、戦闘の流れを止めてしまう。あんまりスピーディな戦闘とかは期待しないほうがよいかも。

 経験値を入手するには戦闘ではなく、動物に餌をやったり花を咲かせたりする必要があるけれど、どれも時間がかかる。特に餌やりはロードが入るのがキツい。せっかちさんには辛いゲーム。

美術


 グラフィックは独特な水墨画風で世界観を表現。技術力の進化によって、このような作品も表現できるようになったというのは感動的。
 イベントシーンのカメラワークは迫力がある。塞の芽復活シーンは並みのゲームのエンディング並に美しい。

音楽


 音楽は和風テイスト。といって、古臭いものではなく、うまく一般向けにアレンジされている。ラストバトルの曲はゲーム音楽史上屈指の人気曲の1つ。
posted by 砂川赳 at 08:00 | RPGレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする