【RPGレビュー】ペルソナ4

2012年02月04日

タイトル機種質量物語システムバランス快適性美術音楽平均クリア日
ペルソナ4PS2100908080708090842009/1

質量/物語


 青春要素が豊富な学園物。キャラクターは男女共に立っていて、通常の何気ないイベントにもユーモアがあって笑える。ダークな雰囲気だったペルソナ3と比較すると、かなりノリが明るくなっている。本筋はミステリー風味で先が気になる作り。各キャラクターと友好度を高めるためのサブイベント(コミュ)も豊富。

 本作には、バッドエンド、ノーマルエンド、真エンドの3つがある。全ての謎の解消にはノーマルエンドの条件を満たした上で、隠しダンジョンをクリアし、真エンドを見る必要がある。ただ、ノーマルエンドと真エンドの差があまりないため、真エンドはノーマルエンドと比較して、感動が薄れてしまった。
 ノーマルと真エンドは1つにまとめた方が内容が引き締まったのでは? この辺のグダグダがなければ、物語は満点でも良かったのに……。

 RPGにしては、ダンジョンや戦闘の割合は少なめ。町・学校などで5時間、ダンジョン探索で5時間を繰り返すような感じである。

 テキストが豊富でクリアまで80時間もかかったにも関わらず、クリアまで60時間程度のペルソナ1,2よりもテンポがずっと良かったと思う。プレイ時間もペルソナ3と同程度だが、こちらの方がテンポが良く密度が濃い。

システム/バランス/快適性


 ペルソナ3から、大きなシステムの変更は無いが、全体的に3と比べて解消されている部分が多い。同一システムも2作目となって、洗練されてきたということだろう。ただし、メニューの表示に2秒ほどかかるのはペルソナ3と変わらず。ここは直して欲しかった。

 3と違って、仲間にコマンドを指示できるようになったし、いちいち仲間に話しかけなくても装備の変更や魔法の使用が出来る。(もっとも、普通のRPGでは当たり前のことだが・・・)

 ダンジョンからは簡単に脱出できる上に、途中の階からやり直せるので、難しければ、小マメに戻って回復とセーブすればよい。

 戦闘はシンボルエンカウントなので、エンカウントが多すぎて面倒ということもあまりない。そのため、ペルソナ1,2やメガテン3ほどのしんどさは感じない。
 また、ペルソナ3ほど先制攻撃を取れないため、ザコ戦が楽すぎて単調ということもなくなった。主人公が倒れると、即全滅の仕様は健在だが、仲間の友好度が高いとかばってくれたりする。

 序盤の回復魔法(ディア、メディア)の燃費が中盤の回復魔法(ディアラマ、メディラマ)に比べて悪く、序盤が厳しいわりに、中盤以降がだんだん簡単になっていく印象。
 特に全体回復の消費が低く、それに合わせてボス敵も強力な全体攻撃を多用してくる。
 そのため、後半は「敵の全体攻撃」→「味方の全体回復」のワンパターン戦術になりやすい。ちなみに、これはこの作品に限らず、他のペルソナシリーズ・メガテンシリーズなどにも共通する問題点。

 ペルソナ3のラスボスは何度も変化をしながら、様々な攻撃を繰り返してきたのだが、今回のラスボス戦はかなりワンパターンで今ひとつ。

美術


 グラフィックの質はペルソナ3とあまり変わらず。グラフィックの凄さで押すといったタイプの作品ではないが、相変わらずのセンスが光る。オープニングアニメーションは美麗だが、作中では作画崩壊することも。ダンジョンのバリエーションは増加。後は、キャラクターデザインが好みに合うかといったところ。

音楽


 相変わらずボーカル付きの曲が豊富でセンスが光る。戦闘曲や町の曲など明るめの曲が多い。3と比較して最も優れている点はダンジョン曲の良さ。特に後半のダンジョンは美しいものが多い。
posted by 砂川赳 at 08:00 | RPGレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする