【RPGレビュー】ペルソナ3

2012年01月28日

タイトル機種質量物語システムバランス快適性美術音楽平均クリア日
ペルソナ3PS290808070608080772009/4/25

 当作品にはオリジナル版に加えて、後日談などの追加要素が加えられたFES版が存在する。筆者はFES版で本編をプレイ。ただし、後日談は未プレイ。(評判があまりよろしくないようなので……)
 実はこっちより先にペルソナ4を先にプレイしている。そのため、比較した上での不満点を多く記述している。もっとも、後発作品の方が評価が高いのは望ましいことだけど……。

物語/システム


 ゲームシステムはペルソナ1,2と比較して、大きく変化。
 始終、学校を中心に物語は進む。高校に転校してきた主人公は仲間と交流を深めながら、『タルタロス』と呼ばれるダンジョンの探索を進めていく。
 という具合に、ペルソナ1,2に部分的に見られた学園青春物という方向に先鋭化したゲームデザインとなっている。これは、メガテン本シリーズとの差別化という点でも、理解できる方向転換だと思う。

 4と比べて最も優れている点は終盤から、ラスボス戦までのストーリー展開がしっかりしていること。学園的な行事は4と比べると少なめ。

 このシリーズ共通の特徴だが主人公は喋らないDQ型。ただし、選択肢などに若干の個性が含まれているのが面白い。個人的にこういうタイプの主人公は好み。

システム/バランス


 戦闘はシンボルエンカウント形式を採用。注意していれば、敵に先手を取られることはないため、メガテン3にあったバックアタックされると、一瞬で全滅のようなことはなくなった。
 逆にザコ戦では、簡単に先手を取れるため、こちらの一方的な攻撃で終わることが多く単調になりやすい。

 主人公が死ぬと、仲間が生きていても問答無用でゲームオーバーとなる鬼仕様。これはメガテン本シリーズと同じ仕様。ペルソナ1,2ではなかったはずだったのに……。
 クリティカルを受けると一気にピンチになるし、即死魔法を使う敵も多くいるなど、運の要素も大きい。メガテンシリーズ共通の特徴とはいえ、この辺は好みが分かれると思う。

 ちょっとしたミスが命取りになりやすいバランスなのに、通常攻撃を外すと転ぶ仕様は理不尽。気軽に通常攻撃を使えないのは辛い。

 FCのDQ4と同じように、仲間のコマンドが入力できない代わりに、個別に作戦を指定する形式。(『命令させろ』の様な作戦も存在しない)
 しかし、DQと違って、シビアなこのゲームには辛い。何より、AIがお馬鹿なのでテンポの悪化とプレイヤーのイライラに繋がっている。

例えば……
・一撃でとどめをさせる相手に状態異常やため技を使う。
・敵が複数いても、全体魔法を使わず単体魔法を使う。(MPと時間の無駄使い)
・回復を使って欲しい場面で、補助を使う。(逆もあり)
(DQでは、回復は「命を大事に」補助は「色々やろうぜ」というように作戦を分けているが、このゲームは回復と補助が同じ作戦に該当する。)
……などなど。

 これによって、使いやすいキャラと使いにくいキャラの差が出てしまっている。AIがお馬鹿だと好きなキャラでも使いにくい。いらない魔法は使用禁止とかできれば良かったのだけど……。この程度のAIなら、普通にコマンド入力の方がよかったんじゃないかなと。

快適性


・ロードはやや長めで回数も多い。
・いちいち、仲間の装備を変えたり、回復魔法を使うのに仲間に話しかける必要がある。
・メニューを開くのに2秒かかる。
など、致命的なレベルの物はないが細かい欠点がチラホラ。

 また、このシリーズ共通の特徴であるが、相変わらずペルソナを使用した時の演出が少し長い。そこまで酷くはないものの、やはりDQ、FF、メガテン3などと比べると、テンポの悪さを感じてしまう。

 評価できる点として自動戦闘にすると、全員でスピーディに通常攻撃をしてくれるところが上げられる。ただし、通常攻撃をミスると転ぶ仕様のせいで気軽には使えないのだけど……。

音楽


 ボーカル付きでおしゃれな曲が多いのが特徴。通常戦闘曲はユニークで、この作品のオリジナリティを醸し出している。ラストバトルでは、シリーズおなじみのある曲を格好良くアレンジしている。

 ただし、多くの時間を占めるダンジョン曲が単調なのはマイナス。一応、曲の変更なんてこともできるけれど、さほどのバリエーションがあるわけではないし、場面に合ってもいない。

その他


 当作品はPSPに移植されている。女主人公が追加されるなど色々と変更がある模様。
posted by 砂川赳 at 08:00 | RPGレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする