【RPGレビュー】スターオーシャン Till the End of Time ディレクターズカット

2011年11月26日

タイトル機種質量物語システムバランス快適性美術音楽平均クリア日
スターオーシャン3 DCPS280808080808070792009/06/14

筆者は通常版を未プレイで、ディレクターズカット版のみをプレイ。通常版との違いは、バグ(特にフリーズ)が減り、バランス調整やキャラの追加が行われたこと。通常版はPS2の型番によっては、フリーズで進行がままならないレベルとのことなので、少々値が高くても、こちらを買うべきかと思う。

質量/物語


『星の海』と銘打っている割に、物語の大半が1つの星で展開されるのは相も変わらず。ただし、SO1、SO2ではちょっとしかなかった『宇宙船』などのSF要素はずっと多く含まれている。また、用語解説が用意されており、一応のSFっぽさをかもし出している。

前作までは、ひねりのなさすぎるお使いイベントがあったり、台詞回しに気になる箇所があったりと、正直に言えば、シナリオのレベルが低い点があったが、今作は合格点を上げられる程度に良くなった。グラフィックの向上とボイスの追加によっても、演出は大幅に向上している。

ただし、終盤の展開には賛否両論あり。

システム/バランス


3D空間を動き回るアクション戦闘が特徴。敵の攻撃を避けたり、プロテクト(防御)するといった要素が重要となっている。また、攻撃を連発していると『Guts』が減少するため、攻撃を止めて休む必要がある。等々、攻撃一辺倒だった前作よりも大きく進化している。
仲間キャラクターはそれぞれ個性があり、色々と動かしてみると楽しい。ただ、後半まで仲間にならないキャラクターが多いのが残念である。

難易度は高めだが、ゲーム開始時に難易度調整が可能。ザコ戦、ボス戦共に、瞬殺するか、されるかの極端な戦闘が多い傾向にある。これは2もそうだったので、意図的にそういう調整にしているのかもしれない。

DC版から追加された技のキャンセルによって、ひたすら同じ技を繰り返す単調な戦法が強すぎると感じた。また、敵から逃げながら遠距離攻撃を繰り返しているだけで、ほとんどの戦闘であっさり勝ててしまうのはどうかと。
戦闘を繰り返していると、貰える経験値やお金にボーナスが付くシステムが存在しているのだが、敵の攻撃を受けると、ボーナスが消えることがあるため、なおさら遠距離からの戦いを助長している。

戦闘で魔法を使う時に、いちいちメニューを開かねばならない。アクション戦闘において、これは流れが止まってしまうので好きではない。(僕の案だが、RまたはLボタンを押しながら○×□△で、8通りまでの特技魔法が使えるってのはどうでしょ?)
その代わり、魔法使用時に時間が止まって長い演出を見せ付けるといったことはなくなった。(前作は本当に酷かった・・・)今作は魔法使用時も動けるし、ほとんどの魔法は動いてかわせる。

アイテムクリエイション(アイテム作成システム)は攻略情報が無いと難しい。かといって、攻略情報があると、作業になってしまうのだが・・・。

快適性


戦闘前後のロードなどはほとんど気にならないレベル。ただ、扉を開ける時のアクションと切替時間については回数が多いこともあって、若干気になった。

戦闘中のカメラワークについて、見えない範囲が多く、他の仲間や敵の状態を把握できないため、困る。特に手前側が見にくいため、筆者は操作キャラを手前側に移動させてしのいでいた。

このゲームの特徴として、特技にはMPを消費するものとHPを消費するものがあるのだが、技を連発すると、すぐにHPが減ってしまうため、毎戦闘ごとに回復が必要になるのが面倒だった。

美術


前作から大幅にグラフィックが強化。PS2では標準レベルといったところか。

一部、女性キャラの目が大き過ぎるのが気になる。目を大きくして可愛さを出すというのは良くある技法だが、やり過ぎて、顔のバランスが崩れている。特にヒロインのソフィアは一部で黒豆呼ばわりされる始末。マリアやネルはまともなバランスなのに・・・。

音楽


残念ながら、ゲームクリアまでこれといった曲に当たらなかった。音楽よりも、効果音やボイスの音量の方が優先されている場面が多いせいかもしれない。決して、質は低くないのだが・・・。

まとめ


プレイする前に聞いていた評判では、『ストーリーはいまいちだが、戦闘が面白いゲーム』との意見が多く聞かれたが、実際にやってみると、ストーリーは前2作と比べると、ずっとしっかりしており、予想していたより面白かった。
特に、終盤の某展開に否定的な人が多いようだが、僕は事前にネタバレを知っていたせいか、そこまで悪い印象は持たなかった。
しかし、逆に戦闘は前作よりは、はるかに良いとはいえ絶賛する程とは思えなかった。(もっとも、戦闘の評価は難易度を上げてプレイするなどしてやりこめば、変わってくるのかもしれない。)
posted by 砂川赳 at 08:01 | RPGレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする