【RPGレビュー】スターオーシャン セカンドストーリー

2011年11月12日

タイトル機種質量物語システムバランス快適性美術音楽平均クリア日
スターオーシャン2PS80707050506070642006年

質量/物語


 前作のスターオーシャンは20時間もあれば十分クリアできる短さだったが、今回はプレイ時間が倍以上に長くなった。PSのRPGとしては標準レベルといったところか。
 主人公はクロードかレナのどちらかを選択する方式で、ストーリー展開や仲間にできるキャラクターが多少異なる。自由度はそれなりに高く、十数人いるキャラクターの中から8人を仲間にできる。

 SFっぽい世界設定であるが、中盤までは他の多くのRPGと変わらずファンタジー世界の冒険をすることになるのは前作と一緒。ただし、後半の展開はかなり唐突。ある意味インパクトは大きいが……。億単位の年数が普通に使われるなど、設定は無駄に壮大だけど、そのほうがSFらしいか。

 セリフ回しはあまり褒められたレベルではないかも。あまり気にしない僕でも、このゲームは珍しく気になった。

  • 序盤の村長を始めとした会話が冗長。無意味な「…」の乱用。
    無味乾燥なのに冗長……。
  • 終盤の敵との会話で、敵のセリフをオウム返しする主人公。

 などが特に。

システム


 アクションRPGの様な戦闘が魅力。操作キャラクターは1人だけだが、主人公以外のキャラクターも選択できる。他のキャラクターには指示を与えるのみ。
 アクション性があるといっても、敵の攻撃を回避する等のテクニカルな操作はあまりできない。結局はボタン連打で殴り合っているような印象。作りは粗いが、それでも技で敵をボコボコにするのは爽快。

バランス


 敵の出現率はかなり高めな上に、気を抜くとザコ敵にあっさり全滅させられる。また、後半の一部ボスが異様に強かったりと、かなりシビア。
 中でも、終盤のミカエル&ハニエルはRPG全体の中でも壁ボスとして有名。反面、一部キャラの通常攻撃や技の連打が異様に強力で、ボスでもハメ殺しできたりと極端。

快適性


 呪紋(いわゆる呪文)や一部特技では演出のため、戦闘が停止するのだけど、このアニメが非常に長い。後半の呪紋の長さはFF7以降の召喚(カット無し)に匹敵するレベル。頻度の多さを考えると、同時期のFFより辛いかも。せっかくのアクション風戦闘がもったいない。
 筆者はこのせいで、攻撃呪紋系キャラのセリーヌをパーティから外したほど。もっとも、味方が呪紋を使わなくても、敵が連発してくるので、このイライラは避けようないのだけど……。

 戦闘中のアイテムや呪紋メニューの使いにくさは嫌がらせレベル。特にアイテムは、数が豊富で使用頻度も低くない割りに、同時に4つずつしか、画面に表示できない。目当てのアイテムを選択するだけでも一苦労。

 戦闘以外では、セリフの「…」にウェイトをかけまくっているのが気になる。前述した村長との会話で、序盤からプレイヤーに試練を与えてくる。

美術


 ドット絵のキャラクターと3DCGで作られたマップの組み合わせ。ただ、結構無理している感も。キャラクターを拡大縮小することによって、遠近を表現しているのだけど、縮小時にキャラクターが潰れる。このレベルならば、ドット絵で統一したほうがよかったなと。

 戦闘アニメーションに付いては、種類も多く派手。ただし、上述の通り後半の呪紋は長い。

音楽


 フィールドや通常戦闘曲は長く聞くと、かなり作りこまれた曲であることが分かる。後半はボスごとに曲が変わるなど豪華。時にはちょっと騒がしすぎるかな、ということもあるけれど。

まとめ


 元々、開発チームが同じだったテイルズシリーズに似ているとよく言われるが、実際プレイしてみると、かなり印象が異なる。テイルズと比較すると、シナリオ・システム共に荒削りで、自由度が高いがバグも多い。何となく、テイルズがFFならば、こちらはサガに近いイメージ。

 初代ロマンシングサガ等と同じく、荒削りな作品なので、点数を付けると、どうしても低くなってしまうけれど、これはこれで魅力はあると思う。

 ちなみに、PSPでリメイクもされているので、購入を検討する場合はそちらもどうぞ。筆者は未プレイだが、長かった呪紋のアニメなども多少マシになっているらしい。タイトルはスターオーシャン2 セカンド エヴォリューションとのこと。
posted by 砂川赳 at 12:01 | RPGレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする