【RPGレビュー】ワイルドアームズ5

2011年10月29日

タイトル機種質量物語システムバランス快適性美術音楽平均クリア日
ワイルドアームズ5PS280707070608090742009/03/08

質量


 僕の場合、クリア時間は40時間程度だった。サブイベントは適当にこなしている。戦闘やストーリーのテンポは後述の通り、そんなによくないので中身の割りに時間がかかったかも。

物語


 良く悪くも典型的な王道ストーリーだけど、筆者は王道が好きなので問題なし。
 前作ワイルドアームズ4(WA4)では主人公とヒロインのキャラクターが弱かったように思うけれど、主人公のディーン、ヒロインのレベッカ、アヴリルと個性的。他3人の仲間や敵陣も良いキャラクターが多くいるけれど、エンディングでほとんど無視されていたのが残念。

 ストーリーテンポはあんまりよくない。
 後半まで、明確な目的が見えてこず、なかなか盛り上がらない。序盤中盤から1ダンジョンが長め(2時間程度)ということもあって、中だるみしやすい。町と町を結ぶだけの重要度が低いダンジョンが結構多い。
 WA4は短いと批判を浴びたけど、これはこれで辛いものがある。

 隠し要素やサブイベントが豊富で、いままでのWA1〜4の歴代キャラがサブキャラとして、登場するのは嬉しい限り。おまけ要素はなかなか充実している。

システム


 戦闘システムは前作と同じくHEXバトルシステム。7つのマスを移動しながら戦う。
 今回からは移動と攻撃が1ターンで同時にできるようになった。快適になってはいるのだが、同時に位置取りの戦略性が薄れてしまった。

 前作であまり機能していなかったバッジシステムだが、(要するにアクセサリを複数装備できるシステム)今回は使えるバッジも増えて機能するようになった。

 シリーズおなじみ、ダンジョンの謎解きはわりと面倒かも。単に僕が謎解き嫌いというのもあるかも……。

バランス


 今作では、キャラの戦闘における個性がほとんどなく、1人に付き1つ装備できるミーディアム(職業に相当。全6種類)によって、キャラの能力や技が決定される。大雑把に言うと、FF3のジョブシステムに近い。

 戦闘メンバーは3人であるため、3つ分のミーディアムの能力しか使うことができない。6つのミーディアムが持つ技のほとんどはWA4の仲間4人が、持っていた能力であるため、実質的に1戦闘で使える技は、前作の半分になってしまった。特に回復担当のキャラが手持ち無沙汰になりやすい。

 装備を変えてもほとんど能力に変化がないことが多い。後半にようやくそこそこの装備が手に入るけれど、もうちょっと差がついてもよさそうなもの。
 一応、戦闘中に仲間の入替ができる。ただ1ターンかかるし、控えキャラの装備まで整えるのは手間なので、あまり使わなかった。

 ボスを瞬殺できる前作ラクウェルみたいな極端に強いキャラや技はなくなったが、逆にボスがしぶとく時間が掛かる。
 途中のボス戦はなかなかの手応えだけど、ラスボスは非常に弱いし攻撃も単調。
 戦闘システムは凝っているのに、それを発揮できないまま終わるのはどうも寂しい。毎度の通り、ラスボスより強いボスが大量にいるけれど、やっぱりそれよりは強いラスボスを作って欲しいなあと。

快適性


 メニュー画面で装備を変更する際に、装備の画像データを読み込むのにロードが入るため気になる。
 
 戦闘テンポはWA4と比べて悪化した部分。エンカウント率が高めなのに戦闘開始まで10秒かかる。
 また、行動時になにかと間が入るようになった。特に通常攻撃は前作はFFXに匹敵するほどスピーディだったのに……。
 オプションで戦闘アニメはカットできるけれど、演出も何もなくダメージだけ表示されるのは寂しい。
 町とフィールドの出入りには10秒以上のロードがかかる。後半やり込もうとすれば、町とフィールドの出入りは多くなるため、これには悩まされる。

音楽


 作曲はなるけみちこ氏ではなくなったが、意外にも素晴らしい出来。というか今までのシリーズで最高レベルかも。数も豊富で、敵四天王全てに専用戦闘曲があったり、大陸ごとにフィールド曲が変わる凝り具合。
posted by 砂川赳 at 12:01 | RPGレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする