【RPG制作講座】開発環境の選択@ ツール

2011年05月22日

※内容が若干古いです。最新の状況は常に変化していますので、各自で確認してください。

 RPGを制作するには、もちろん開発環境が必要。具体的には開発ツールもしくはプログラミング言語となる。というわけで、ここでは開発ツールを挙げてみる。
(ソフト名で公式HPにリンクしているので、気になったツールは参照のこと。)

●RPGツクール2000
 長らくRPG用開発ツールの頂点として君臨し、数々の名作が生み出された。初心者に優しいユーザーインタフェースを持ちながら、豊富な機能で上級者もおおむね満足できる。解像度は320x240と低めだけど、SFCっぽい雰囲気の作品を作りたいならば、こっちのほうが便利。

 デフォルト戦闘システムこそ、古臭いフロントビューだが、セラフィックブルーやシルフェイド幻想譚など、システムをスクリプトで自作することで、オリジナリティの高いゲームを作り上げることも可能。また、デフォルト戦闘ではあっても、テーブルトークRPGを参考にシステムを作りあげたRuinaの様に独自性の高い名作も存在する。

 市販RPGに例えれば、SFCの大作RPGクラス・DQ6やFF5、ロマサガ3などのゲームシステムをほぼ再現することも可能。物凄く手間はかかるけど……。

 欠点としては、10年前に発売したソフトであり、今となっては古臭さを否めないこと。かくいう僕も今作成中の作品を最後にツクール2000は卒業したいところ。


●RPGツクール2003
 機能はツクール2000に類似。違いはサイドビューの戦闘やダンジョン自動生成機能など。元々はバグだらけで酷評の嵐だったが、度重なるアップデートによって、一応は使えるツールになった。あまりのバグにちょっとした祭りになってました。今となってはなつかしい思い出です。
 ただ、バグを抜きにしても戦闘には気になる部分も。ダメージ表示が小さくて見にくかったり、全般的にタイミングがおかしくて落ち着かなかったり。レベルアップまでの経験値曲線が急でバランス調整がしにくいなど。細かいところに手が届かない感じ。これを使うなら2000のほうがお勧め。


●RPGツクールXP

 高い画面解像度とRGSS(Ruby言語)によって2000を凌駕する高い自由度が特徴で。反面、グラフィックの自作は大変。2000から削られた機能が存在するので、同じような機能が必要ならば、RGSSによって自作しなければならないらしい。

 もっとも、他の人が作成したRGSSが配布されていたりするので、複雑なシステムを構築する際は2000よりも楽かもしれない。代表作は魔王物語物語や月夜に響くノクターン Rebirth辺りかな。これで作成した経験はないので、細かいことは控えときます。


●RPGツクールVX
 RPGツクールXPに類似だけど、2000に存在して、XPで削られた機能が色々と復活しているらしい。ただ、2000やXPにある機能の中で、使えない物もあるとのこと。やっぱり、よく知らないので細かいことは控えときます。


●WOLF RPGエディター

 通称ウディタ。シルフェイド見聞録や幻想譚の制作者SmokingWOLF氏が作成。個人製作のフリーウェアであるが、その機能と自由度の高さは上記のツクールシリーズを超える。個人的にも大注目。解像度の切替。ユーザー定義のデータベースなど豊富な機能を誇る。他にもツクール2000でこんなのできたらいいのに思っていたことは大体できる気がする。反面、制作難易度の高さは作者も認めるところのよう。

 何はともあれ、フリーなので、気軽に挑戦してみるとよいかも知れない。僕の様なツクール脳に染まってしまった人間ではなく、ツクール未経験者の方が馴染みやすいという考え方も。開発中のソフトなので、今後も機能の改良が見込める。有志が解説サイトなどを作成しているのも心強い。

 開発ツールの紹介は以上。

 RPGツクールシリーズは企業の製品なので、もちろん有料なのだけど、精々1万円程度なので、学生の小遣いでも十分買える。それ1つで、何百何千と時間を潰せることを考えると、気にするほどのことはないはず。機能制限はあるけど、無料体験版も存在する。特にツクール2000は体験版の機能制限が緩いので、それなりの物が作成できる。

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posted by 砂川赳 at 21:10 | Comment(2) | RPG制作講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

  1.  ツクール2000でも、ドラクエ6やFF5レベルの作品を作れるものなのですね。 でも、やはり私の愛用ツールはウディタですv ウディタは本当に自由度の高い高機能ツールだし、何よりタダだし^^ 無論、ウディタなら2〜3万ぐらいまでなら喜んで支払ってでも手に入れても損は無いですよ、個人的にはねb
    Posted by キャロル・アイスマン at 2012年06月10日 22:06

  2. ダンジョン数20〜30かつ自作戦闘なら、規模的には例に挙げたRPGにも劣らないと十分言えると思っています。さすがに、該当作品はセラブルとか数は限られますが。

    ウディタはSFC風の解像度のドット絵が使用できるので僕も注目しています。ただ、今はツクール2000でもTkoolBridgeや自作プログラムを駆使すれば自作システムも楽に作れるので、次の作品が完成するまではこのまま行こうと思っています。
    Posted by 砂川赳 at 2012年06月11日 19:20